2014-12-08から1日間の記事一覧

覚え書:「時流・底流:国を考える選書第2弾 多様な本で未来見て」、『毎日新聞』2014年12月01日(月)付。

- 時流・底流:国を考える選書第2弾 多様な本で未来見て 毎日新聞 2014年12月01日 東京朝刊 韓国や中国を攻撃する出版物が売れている中、問題提起する選書フェアを5月に企画した河出書房新社(東京都渋谷区)の若手社員たちが12月、2回目のフェアをする…

覚え書:「愉楽 [著]閻連科 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)」、『朝日新聞』2014年11月30日(日)付。

- 愉楽 [著]閻連科 [評者]いとうせいこう(作家・クリエーター) [掲載]2014年11月30日 [ジャンル]文芸 ■権力を恐れぬケタ外れの腕力 閻連科。とんでもない腕力の作家である。もちろん創作が人間という大地を掘る力であり、想像という砲丸を限りなく遠くまで…

覚え書:「国境政策のパラドクス [編]森千香子、エレン・ルバイ」、『朝日新聞』2014年11月30日(日)付。

- 国境政策のパラドクス [編]森千香子、エレン・ルバイ [掲載]2014年11月30日 [ジャンル]人文 1965年には年間7500万人だった移民は現在2億人を超えるといわれる。世界を飛び回るビジネスマンは好意的に評価されるが、「移動せざるを得ない」移民…

覚え書:「伊藤熹朔 舞台美術の巨人 [編]俳優座劇場 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家)」、『朝日新聞』2014年11月30日(日)付。

- 伊藤熹朔 舞台美術の巨人 [編]俳優座劇場 [評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2014年11月30日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■職人芸に終わらず理論を確立 伊藤熹朔が逝ってから47年である。その職業名は、(1)舞台装置家(2)セット…

書評:小島毅『増補 靖国史観』ちくま学芸文庫、2014年。

小島毅『増補 靖国史観』ちくま学芸文庫、読了。天皇中心の日本国家を前提し、内戦の勝者・薩長の立場から近代を捉えるご都合主義の「靖国史観」、これまで外在的批判は多数あったが、本書は「日本思想史を読みなおす」(副題)ことで、思想史的に内在的に批…