2017-03-09から1日間の記事一覧

覚え書:「寄稿 オバマとは何だったか 慶応大学教授・渡辺靖」、『朝日新聞』2016年10月29日(土)付。

- 寄稿 オバマとは何だったか 慶応大学教授・渡辺靖 2016年10月29日 オバマ時代とは何だったのか。次の米大統領が決まる前に、あらためて考えてみたい。 バラク・オバマ大統領に関して最も印象的なのは、強靱(きょうじん)な理想主義者であると同時に、冷徹…

覚え書:「言葉の贈り物 [著]若松英輔 [評者]星野智幸(小説家)」、『朝日新聞』2017年02月12日(日)付。

- 言葉の贈り物 [著]若松英輔 [評者]星野智幸(小説家) [掲載]2017年02月12日 [ジャンル]文芸 ■自分が自分であるための営み 若松英輔の本を読んでいると、自分が誰なのかわからなくなる瞬間がある。今読んでいる文章を、自分が書いたかのように錯覚するのであ…

覚え書:「土の記(上・下) [著]高村薫  [評者]末國善己(文芸評論家)」、『朝日新聞』2017年02月12日(日)付。

- 土の記(上・下) [著]高村薫 [評者]末國善己(文芸評論家) [掲載]2017年02月12日 [ジャンル]文芸 ■自然への畏怖の欠如に一撃 日本が抱えている問題を暴いてきた著者の新作は、農業を題材にしている。 物語の舞台は、奈良県の山間集落。主人公は、交通事故…

覚え書:「メシュガー [著]アイザック・B・シンガー [訳]大崎ふみ子 [評者]蜂飼耳(詩人・作家)」、『朝日新聞』2017年02月12日(日)付。

- メシュガー [著]アイザック・B・シンガー [訳]大崎ふみ子 [評者]蜂飼耳(詩人・作家) [掲載]2017年02月12日 [ジャンル]文芸 ■人間の不可解さを直視する文学 この小説は、第2次世界大戦から7年後のニューヨークを舞台に始まる。戦前にヒトラーとナチズム…

覚え書:「耕論 国籍は一つだけ? 武田里子さん、天木直人さん、ツルネン・マルテイさん」、『朝日新聞』2016年10月28日(金)付。

- 耕論 国籍は一つだけ? 武田里子さん、天木直人さん、ツルネン・マルテイさん 2016年10月28日 両親、生まれた場所などさまざまな事情で決まる国籍は、個人を守ることも、縛ることもある。日本国籍以外の国籍をもつことを認めていない日本のルールについて…