2017-12-16から1日間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:820 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年07月22日(土)付。

- 折々のことば:820 鷲田清一 2017年7月22日 文学者の生原稿を読む時は……耳を澄ませてその文章の底に流れている語調とリズムをできるだけ注意深く聴き取ること (坂本忠雄) ◇ かつて小林秀雄から「読みの浅さ」を警(いまし)められた文芸誌「新潮」の…

覚え書:「【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本良かった!>翻訳小説を読もう」、『東京新聞』2017年12月04日(月)付。

- 【東京エンタメ堂書店】<江上剛のこの本良かった!>翻訳小説を読もう 2017年12月4日 翻訳小説が売れない、と翻訳家が本気で嘆いていた。確かに昔は、日本の小説より翻訳小説を読んでいた気がする。そこで最近読んだ面白い翻訳小説3冊を紹介する。 ◆意表…

覚え書:「【書く人】性差別の価値観 根底に 『男が痴漢になる理由』 精神保健福祉士・斉藤章佳さん(38)」、『東京新聞』2017年10月29日(日)付。

- 【書く人】性差別の価値観 根底に 『男が痴漢になる理由』 精神保健福祉士・斉藤章佳さん(38) 2017年10月29日 これは、おそらく日本で初めての、痴漢についての専門書である。「チカン?」と笑った、そこのあなた。あなたこそが、この本を読むべき人で…

覚え書:「書評:世界からバナナがなくなるまえに ロブ・ダン 著」、『東京新聞』2017年10月22日(日)付。

- 世界からバナナがなくなるまえに ロブ・ダン 著 2017年10月22日 ◆作物画一化から種を救う [評者]藤原辰史=農業史研究者 じっくり読み、思索に耽(ふけ)り、反芻(はんすう)する。そんなたぐいの本ではない。すぐに読み、広め、地球全体で議論せねばな…

覚え書:「憲法を考える 「全体の奉仕者」どこへ 政治学者・牧原出さん」、『朝日新聞』2017年07月25日(火)付。

- 憲法を考える 「全体の奉仕者」どこへ 政治学者・牧原出さん 2017年7月25日 牧原出さん=早坂元興撮影 役人の政治家への過剰な忖度(そんたく)。資料の消滅。「総理のご意向」との圧力。憲法が言う「全体の奉仕者」である公務員はどこにいったのか。安倍…