2018-02-04から1日間の記事一覧

覚え書:「天声人語 書店ゼロの自治体が2割に」、『朝日新聞』2017年08月25日(金)付。

- 天声人語 書店ゼロの自治体が2割に 2017年8月25日 人との出会いと同じく、本との出会いにも偶然のおもしろさがある。目当ての本を探して歩く図書館でばったり。友人の本棚でばったり。そして本屋さんの店先で、手招きする本がある▼大きな書店でなく「本や…

覚え書:「【書く人】罪責感、抱いた暮らし 『息子が人を殺しました 加害者家族の真実』 犯罪加害者家族支援NPO理事長・阿部恭子さん(40)」、『東京新聞』2018年01月07日(日)付。

- 【書く人】 罪責感、抱いた暮らし 『息子が人を殺しました 加害者家族の真実』 犯罪加害者家族支援NPO理事長・阿部恭子さん(40) 2018年1月7日 警察庁の統計によると、二〇一七年一〜十一月の刑法犯認知件数は約八十四万件。殺人など凶悪犯は約四千…

覚え書:「日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか 池内敏 著」、『東京新聞』2017年12月17日(日)付。

- 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか 池内敏 著 2017年12月17日 ◆憧憬と衝突を繰り返して [評者]四方田犬彦=比較文学者 かつて中野重治は、友人が「朝鮮の人」という表現をつい口にしたとき、それを叱責(しっせき)して、朝鮮人はきちんと「朝鮮人…

覚え書:「書評:『死者の書』の謎 鈴木貞美 著」、『東京新聞』2017年12月17日(日)付。

- 『死者の書』の謎 鈴木貞美 著 2017年12月17日 ◆世界に比類ない総合小説 [評者]安藤礼二=文芸評論家 国文学者であり民俗学者でもあった折口信夫は、釈迢空という特異な筆名を用いて、短歌から詩、さらには小説から戯曲にいたるまで、日本語の文学表現が…

日記:わたしたちの知性は、この経験という唯一の領域に閉じこめられてはいない。

- 人間の知性が、感性によって与えられた感覚的な生の素材に働きかけて作り出した第一の産物が、経験と呼ばれるものであることは、疑問の余地のないほど明らかなことである。だから経験こそが、わたしたちに何かを教えてくれる最初のものである。わたしたち…