2018-02-26から1日間の記事一覧

覚え書:「政治断簡 「歴史に責任」軽んじた末に 編集委員・国分高史」、『朝日新聞』2017年09月04日(月)付。

- 政治断簡 「歴史に責任」軽んじた末に 編集委員・国分高史 2017年9月4日 昭和20年8月15日の玉音放送を控え、陸軍省前では大量の公文書が燃やされていた。 映画「日本のいちばん長い日」(1967年、岡本喜八監督)には、いく筋もの黒煙が立ち上るシ…

覚え書:「書評:銀杏手ならい 西條奈加 著」、『東京新聞』2018年01月14日(日)付。

- 銀杏手ならい 西條奈加 著 2018年1月14日 ◆寺子屋に二十八の瞳 [評者]清原康正=文芸評論家 江戸時代の中期以降、庶民教育機関としての寺子屋が数多く開かれていった。その数は、幕末期までに全国で一万二千を超し、江戸には千二百以上もあったという。…

覚え書:「書評:「幸福な日本」の経済学 石見徹 著」、『東京新聞』2018年01月14日(日)付。

- 「幸福な日本」の経済学 石見徹 著 2018年1月14日 ◆現状打開は長い目で [評者]根井雅弘=京都大教授 近年わが国は「経済格差」「少子高齢化」「財政破綻の危険」「グローバル化への乗り遅れ」など多くの問題を抱えてきたが、各種の調査をみても、日本人…

覚え書:「売れてる本 残像に口紅を [著]筒井康隆」、『朝日新聞』2018年02月04日(日)付。

- 売れてる本 残像に口紅を [著]筒井康隆売れてる本 残像に口紅を [著]筒井康隆 2018年02月04日 ■喪失が生む小説の可能性 30年前、筒井康隆さんは本書と名作『文学部唯野教授』を同時期に連載していた。2作品に共通する濃密さを思うと、想像するだけ…

日記:思考の訓練

- 思考の訓練 普通の人間にとってものを考えるということは、そう容易なことではない。目をつむって、さて何かを考えようと思っても浮かぶのは妄想のたぐいであろう。ものを考えるには特殊な訓練が必要である。その訓練として私に考えられるのは、しっかりと…