宙宇は絶えずわれらによつて変化する
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宙宇は絶えずわれらによつて変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか
−−宮沢賢治「生徒諸君に寄せる」、谷川徹三編『宮沢賢治詩集』岩波文庫、1979年、269頁。
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このたびはご卒業おめでとうございます。
社会にでるということは、いままで以上に「比べられる」圧力にさらされることになるかと思います。
気にするな!と割るきるのは現実には難しいかもしれません。
ただ、「宙宇は絶えずわれらによつて変化する」のもまた事実。
恬淡として自分の道をつくりゆくなかに価値が創造されてゆくのだと思います。
宮沢賢治(1896−1933)の詩を皆様におくりたいと思います。
このたびはご卒業おめでとうございます。