告白・独白・毒吐の日々

日記:The first snow of the season in Kagawa,Japan

2月4日朝。 出勤しようと定時におきて、自転車に乗ろうと思いきや、初雪にして大雪。 出勤を断念して……今日の出勤者さんゴメンナサイ……お休みをとりました。てか、自転車でこの大雪の中、15kmも走破するなど無理くりでございます。ということで、記録とし…

日記:キャンパスの紅葉 2014年。

Xマウントのカメラを使ってみたく、ミラーレス一眼レフをエントリーモデルですが富士フィルムのX−A1に更新してみました。標準のズームレンズ(16−50mm f/3.5−5.6)の出来合いが抜群と聞いておりましたが、非常によく写ります。近いうちに単焦点の広角を…

日記:中村元先生の「ドイツ語」を介して

- 中村が、一高でペツォルトと出会ったのは、一九三〇年のことだから、ペツォルトが仏教の個人授業を受け始めて十三年経ったころである。ペツォルトの授業は、小学校の教科書をドイツ語に翻訳するという内容だった。その授業の中で、ペツォルトはよく仏教に…

日記:信念を曲げないと柔軟さの相関関係へ成長すること

どういう訳だか分からないのだけど、うちのお子さま(小5)が、割と生命尊厳の原理主義者。もちろん、肉も魚も「食べる」ので、その意義は十全に理解しているとは言い難いのだけど、目の前で、生命が「殺される」ことには断固として立ち向かう。これは在る…

日記:しっかりとものを考えた思想家の本をはじめから終わりまで読み通し、その文体に慣れ、その思考を追思考すること

- 思考の訓練 普通の人間にとってものを考えるということは、そう容易なことではない。目をつむって、さて何かを考えようと思っても浮かぶのは妄想のたぐいであろう。ものを考えるには特殊な訓練が必要である。その訓練として私に考えられるのは、しっかりと…

日記:「人生とは個性的に価値あるものと信じて疑わない」からこそ

- アテナイの政治社会へ与えた波紋もさることながら、ソクラテスの登場は、当時の精神的状況を鑑みると、随分な驚きだったのだそうだ。今日でこそ人々は、古くさい日めくりの格言などこころの表面をかすめ去ってゆくにすぎないほどに、人生とは個性的に価値…

日記:2013年度卒業式:最小限の変革共同体としての学友関係

- 「では、つぎにわれわれが探求して示さなければならないのは、思うに、現在もろもろの国において、われわれが述べたような統治のあり方を妨げている欠陥はそもそも何であるか、そして、ある国がそのような国制のあり方へと移行することを可能ならしめるよ…

日記:人間を「無効化」しようとする仮象にすぎないマモンへの永続的な抵抗

- 貧困で、無智で、社会情勢に暗い日本の農夫が田畑から引き離され、仏教の本義を教えられることはなく、偶像に犠牲を強いられることを教えられている。一方、ロシアのツーラ地方もしくはニジニ・ノブゴロド地方の貧困で無教養な人々が、キリスト教の本義は…

日記:としての意味

- 「あるものは他のもののために」という表現における「ために」〔代わりに〕は、ある語られたことと他の語られたこととの、ある主題化されたものと他の主題化されたものとの係わりに還元されるものではありません。さもなければ、としての意味の次元にとど…

日記:旅に出ることは日常の生活環境を脱けることであり、平生の習慣的な関係から逃れることである

- 旅に出ることは日常の生活環境を脱けることであり、平生の習慣的な関係から逃れることである。旅の嬉しさはかように解放されることの嬉しさである。ことさら解放を求めてする旅でなくても、旅に老いては誰も何等か解放された気持になるものである。或る者…

日記:人間は、一生を通じて「意識が低い」こともなければ、一生を通じて意見が違うとも限りません。

- 人間も「個体」とみなすべきではありません。あの人は活動家だ、あの人は意識が低い、あの人は××派だ、あいつは一度裏切った、あいつはあのとき来なかった、などなど。人間は、一生を通じて「意識が低い」こともなければ、一生を通じて意見が違うとも限り…

日記:「感動したあ」という病(やま)い

1年のうち24時間だけ、日本の一部がチャリティ熱につつまれて、地球は果たして救われてしまうのでしょうか?……などと誰何すると、なんだテメエ、と言われそうですが、「感動したあ」乙という構造は、結局のところ、お賽銭をちゃり〜んとなげて、これで1…

日記:八王子倫理学会?

水曜日は、通信教育部で教鞭を執っていたときの、受講生とかるく一献してきました。いやー、ひさしぶりにいい酒を酌み交わした時間を過ごすことができ、ありがとうございました。通信教育部は、卒業を勝ち取るためには、レポート作成が要となりますから、ほ…

日記:なごやまつり

さて……。 8月3日の土曜日。 家族旅行で名古屋を訪問しましたが、その日の夜は、少し時間を頂き、古い友達、そして新しい友達と歓談する時間をつくることができました。皆様、お忙しい中、時間をさいてくださりありがとうございました。しかしびっくりのす…

旗の台の満衛門

水曜日は授業が済んでから、ふるい知人……そう、その名前を“兇賊・旗の台の満衛門”とでも呼んでおきましょうかw……と軽くのつもりが重く一献。貴重な時間をありがとうございました。しかし、すこし飲み過ぎた具合によって……だな。げふんげふん。

病院日記(6) ちょっとしたぼやき

なんというか、結局、看護助手の仕事は、医師や看護師と違って責任はないので気楽な仕事で、汗を流せば済むから、楽と言えば楽なのだけど、やっぱり体力勝負なので疲れる。特に、下の世話なんかをしていると、時々、「ああ、おれ、何やってンだろう」っても…

他の人に考えてもらうことを辞めることと、ほんの少しの想像力。

1年生の倫理学の講義が水曜日にて終わりました。いろいろとお話をしましたが、結局は他の人に考えてもらうことを辞めることと(勿論「自分で考える」と言ってもそれは孤立した私ではないのだけど)、ほんの少しでいいから想像力を持ちあわせることに尽きる…

「われわれはなにもかもが人間の尺度にあわない世界に生きている」からこそ。

- 数世紀におよぶ進化をとげたあげく、われわれの時代になって近代文明がとるにいたった形態ほど、これまで述べてきた理想にいちじるしく逆らうものは、まずもって構想不能である。個人が偶然まかせの集合体にかくも完璧にゆだねられたことはなく、おのれの…

熟議民主主義の最大の敵は、合意形成を無視した宣伝合戦にある

今日、病院で入院している方の不在者投票をやっていたけど、投票するのはほとんど高齢の方ばかり。病棟の性質上、若い人は多くはないけど、それでも20代から40代のひとびとはほとんど投票していなかったのは事実。ついでだけど「だから、そういう手合い…

病院日記(5) 世間様に無言に「荷担」し、無言で「遠慮」すること

少しtwに連投した殴り言で、かつ、内容が錯綜はしているのですが、記録として残しておきます。そのうち、議論を整理して幾つかに分けて掲載し直そうとは思いますが(汗 さて……。帰宅った。今季最大の猛暑にてかなりへろへろ。看護助手は屋内業務なのに仕事…

父の日の散策。

昨日は、青春を過ごしたw 中野区に所用があり、午前中に用事を済ませてから、子供がブロードウェイに用事があるとのことにて散策してきました。少し懐かしい時間を過ごすと共に、心身共に充電することができたように思います。また、その日は父の日というこ…

無理をして出かけるということ=我慢なのか?

日曜は、2.5週間ぶりの休日なんだけど(ヤッタ!、家族との約束で、その付き添いというか、色々しないといけない。ホントはゆっくり休むとか自分の仕事(論文を書くとか)したいんだけどそういうわけにもいかない。思えば、少年の頃、釣りが好きで、疲れた親…

誹謗は漠然とした人間嫌いから出た想定である

- 誹謗 CALOMNIE 誹謗は漠然とした人間嫌いから出た想定である。想像上の行為を対象とした誹謗は、嘘である。しかし、動機を対象とした誹謗は、人間嫌いそのものとちょうど同じ程度にほんとうらしい。誹謗は決して止まらない。それ自身で落ちて行く。そして…

たまこ 20130521wed

ちょうど1週間前に避妊手術をしまして、21日の水曜日に抜糸完了にて、一連の処置が終わりました。術後2日ぐらいは、かなり疲れておりましたが、今週の頭から、だいぶ活動的になり、抜糸後は、本調子に戻りました。これで、また宅内で大暴れしそうです(>

たまこの帰還

水曜の朝、珠子が入院して避妊手術を受けました。午後に病院から電話があって無事終了したとの由。木曜日に迎えに行きました。1日だけですが、帰宅して彼女がいないと寂しいものです(涙病院に預けたその日、珠子を病院を連れてって検査して預けて帰ろう細…

“日本は世界でも有数の豊かな国”ということにかんして

- 日本は世界でも有数の豊かな国です。世界一の平均寿命を誇り、一人当たりの国民総所得(Gross National Income)は、三万三四七〇ドル(約二六八万円)。世界一九位の数字ですが、世界平均の一万五九七ドル(約八五万円)の三倍以上の値です(WHO,二〇…

快楽に負けることは何を意味するかというと、それは結局最大の無知にほかならないことになるのである

- 『では、これがどのような技術であり、どのような知識であるかということは、あらためてまた考察することになるだろう。しかし私とプロタゴラスとが諸君の質問に関連して行わなければならない証明のためには、それがとにかくひとつの知識であることだけわ…

個人と社会という二レベルのHACSの関係を考えること

- コミュニケーションとプロパゲーション HACS(引用者注……「階層的自律コミュニケーション・システム(Hierarchical Autonomous Communication System)」というモデルをつかうと、情報や知識の伝達や蓄積を論じることができる。 すでに述べたように、…

わたつみの豊旗雲に入日さし こよひの月夜さやけくありこそ

「わたつみの豊旗雲に入日さし こよひの月夜さやけくありこそ」(天智天皇・万葉集)。 先月と同じようなエントリーで恐縮ですが、またしても葬儀にて、瀬戸大橋を渡る機会がありましたので、その寸描を残しておきます。日が沈む前なので、紅くは染まってい…

葬儀という「文化」

4月24日の水曜日の朝。91歳で祖母(父の母)が無くなりました。夕方、連絡を受け、その日の夜勤をこなし、翌朝からの仕事へ出勤して、忌引きの調整をして、夜遅くに実家へ戻り、ご挨拶を済ませてきました。金曜日の朝、葬儀。骨あげと初七日を済ませ、…