覚え書:「『南原繁と新渡戸稲造 −私たちが受け継ぐべきもの−』 EDITEXから刊行」、『週刊読書人』2013年9月27日(金)付。


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南原繁新渡戸稲造 −私たちが受け継ぐべきもの−』
EDITEXから刊行

 (有)EDITEX(エディテクス=東京都文京区本郷2-35-17コート本郷301)から南原繁研究会編『南原繁新渡戸稲造−−私たちが受け継ぐべきもの−−』が刊行された。A5判212頁・2205円。
 これは毎年行われている南原繁研究会による南原繁についてのシンポジウムの第9回(2012年11月3日開催)の記録で新渡戸稲造生誕120周年記念として行われたもの。
 全体は、I南原繁新渡戸稲造−−私たちが受け継ぐべきもの、II南原しっげるをめぐって、といった構成になっており、第I部は、樋野興夫「講演、今ふたたび、新渡戸稲造 −新渡戸、内村、南原、矢内原、吉田富三から「がん哲学」へ−」、愛甲雄一・桜庭慎吾・小川瑞メグ・大井赤亥・山口周三「パネル・ディスカッション 新渡戸稲造の代表的著書をめぐって」、高木博義「閉会の挨拶」、草原克豪ほか「懇親会スピーチ」、第II部は堀数正「南原繁の文化価値体系−形成・展開・完結−」、鈴木英雄「南原繁と文学」、愛甲雄一「南原繁と中村春二−「中村春二先生の思い出」から−」、佐藤全弘ほか「書評再録」。
 なお南原繁研究会の既刊書としては、2007年から毎年、各A5判・税別定価で『宗教は不必要か−南原繁の信仰と思想』204頁・1420円、『真理の力−南原繁と戦後教育改革』306頁・1905円、『南原繁 ナショナリズムとデモクラシー』216頁・1900円、『無教会キリスト教南原繁』256頁・2100円を刊行している。
    −−「『南原繁新渡戸稲造 −私たちが受け継ぐべきもの−』 EDITEXから刊行」、『週刊読書人』2013年9月27日(金)付。

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