覚え書:「日雇いの街・釜ケ崎、人々の緊張感写す 国立で写真展、来月16日まで /東京都」、『朝日新聞』2014年02月22日(土)付。

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日雇いの街・釜ケ崎、人々の緊張感写す 国立で写真展、来月16日まで /東京都

日雇い労働者の街・釜ケ崎(大阪府西成区)の人々をとらえた写真展「釜ケ崎劇場」が、国立市西2丁目の居酒屋「キノ・キュッヘ(木乃久兵衛)」で3月16日まで開かれている。
 撮影したのは、島根県浜田市在住の写真家、川上譲治さん(63)。2011年2月から昨年8月まで釜ケ崎の簡易宿泊所(いわゆる「ドヤ」)で生活しながら、シャッターを切り続けた。
 川上さんは1970年代から約30年間、東京や関東近県のストリップ劇場をプロデュースする興行師だった。「釜ケ崎という街の非日常的で非合法なところが昔のストリップ劇場と似ている。そこに逃げ場を求めてきた人たちの緊張感漂う姿を見てほしい」と話す。
 昨年8月に大腸がん手術を受けた。療養中のため、本人は会場入りできないという。
 キノ・キュッヘ店主の佐々木健さん(57)もまた山谷(台東区荒川区)で長く労働者支援活動に携わってきた。「川上さんにこの場で話してもらいたかったが、今回は私ができる限り説明します」という。
 午後6時〜11時。イベントのない日曜・月曜は定休日。23日午後5時から舞台役者、一色涼太さんのトークライブ「伝説のストリッパー、一条さゆりを語る」がある。問い合わせはキノ・キュッヘ(042・577・5971)。(鬼頭恒成)
    −−「日雇いの街・釜ケ崎、人々の緊張感写す 国立で写真展、来月16日まで /東京都」、『朝日新聞』2014年02月22日(土)付。

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