日記：ことあるたびに「○○人のしわざ」というデマの拡散する日本でオリンピックでしょ。「おもてなし」など片腹痛いわな

　東日本大震災でも、同様なデマが散見されたものの、倒壊した商店や無人の家から略奪してたのは日本人。しかし「日本人の礼儀正しさ」だの、「絆」などといったノイズにかき消されて表に現れず。。。

阪神大震災ではあまり見られなかったデマだと思いますが（ＳＮＳ環境の違いもあるでしょうが）その２０年の間にどんだけ……この言葉は使いたくないけど……「民度」がどんだけ劣化したのやろうかと思ってしまいます。

関東大震災下での朝鮮人虐殺まであと一歩という今日的状況にくらくらしてしまいます。

それこそ、そういうウルトラナショナルというものを反省したうえで新日本は道義国家として再出発することで、民族共同体を保持・発展させようと誓ったのが戦後日本の歩み（南原繁）ですよね。

その崇高な理念を具現化しないまに「戦後レジームからの脱却」云々というヨタ噺が拡散して、気がつけば、「戦前昭和の日本」を“とりもろす”やで。

ことあるたびに「○○人のしわざ」というデマの拡散する日本でオリンピックでしょ。「おもてなし」など片腹痛いわな、と思ってしまいます。

そしてこの「自警団云々」。ネトウヨ的思考ではなくして、「ふつーの日本人」が拡散しているともいう。まさに「地獄への道は善意で舗装されている」という話です。