日記:2014年の3冊
自分でも驚く話ですが、有志ではじめた月の1度のコロンビア大学コアカリキュラム(※1)で紹介されている古典を読むという学習会、なんとか1年間継続できました。
テクストを読むという意義を再考させられた一年だったと思う。参加者のみなさん、ありがとうございました。
ソクラテスから始めましたが、秋口よりいったんカリキュラムから離れて参加者それぞれの「読んでみたい1冊」を回し、フーコーやサイード、リョサといった著作を読み、年末は忘年会をかねて、「読んでおきたい3冊」ないしは「2014年の3冊」を紹介しました。
氏家は、「2014年の3冊」として、次の3冊をチョイス。
1)リス・シリュルニク(林昌宏訳)『憎むのでもなく、許すのでもなく ユダヤ人一斉検挙の夜』吉田書店、2014年。
3)アイリス・M・ヤング(岡野八代、池田直子訳)『正義への責任』岩波書店、2014年。
それぞれ認識を更新し、不断に現実に関わっていく上で欠かすことのない3冊ではないかと思います。
参加者それぞれからもおのおのの3冊の紹介があり、有意義な時間を紡ぎ合うことができありがとうございました。
1月からまた始めますが、みなさまどうぞ宜しくお願いします。
また大晦日になりましたが、みなさまどうもありがとうございました。新しい年も宜しくお願いします。
憎むのでもなく、許すのでもなく―ユダヤ人一斉検挙の夜
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ボリス シリュルニク
吉田書店 (2014-03-10)
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