日記:現実に定義があるにもかかわらず、「定義されていない」と言葉を弄して、定義自体を変えていく。これが安倍政権のやり方。
安倍首相の「我が軍」発言は、列記とした憲法違反。実質の「軍」であることは否定しない(……但し渡洋交戦可能ではない)けれども、管官房長官がいうように「定義されていない」というレベルの問題ではない。
憲法には閣僚の憲法遵守規定が存在するにもかかわらず、どこ吹く風でどす黒い本音がまかり通る異常さだ。
安倍首相は、先の戦争が侵略戦争だったのか問われ、ここでも「侵略」が「定義されていない」と答えている。そりゃそうだ。侵略戦争などと思っていないからだ。
現実に定義があるにもかかわらず、「定義されていない」と言葉を弄して、定義自体を変えていく。これが安倍政権のやり方。汚えよな。
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声:「我が軍」発言は追及すべきだ
無職(東京都 79)
安倍晋三首相が20日の参院予算委員会で、自衛隊を「我が軍」と述べました。
憲法9条は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めています。また99条は、国務大臣や国会議員は憲法を尊重し用語する義務を負うと規定しています。それなのに「我が軍」とは何ごとですか。日頃からそう思い、そのことを志向しているからこそ、「我が軍」という言葉が口から出たのではないでしょうか。
これは重大なことです。それなのに当初の野党の反応は鈍いものだったと言わざるを得ません。24日になってようやく民主党の細野豪志政調会長が「憲法の枠組みの中で積み上げた議論を全部ひっくり返すような話だ」と指摘。「この問題は時間をかけてしっかり国会でやるべきだ」と発言しました。
また維新の党の松野頼久幹事長も「あくまで我が国は自衛隊だ。不安をあおるような言い回しは、気をつけるべきだ」と述べたそうです。
野党は一致してこの問題を取り上げ、首相の間違いをたださなければなりません。内閣の不信任決議に値する大問題だと思います。
−−「声:『我が軍』発言は追及すべきだ」、『朝日新聞』2015年03月26日(木)付。
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