日記:気分はヴォルテール

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8月に安全保障関連法に反対する創大有志の会が立ち上がった時、中田先生は、安保法制に消極的賛同という立場から、「けしからん」とけたたましく批判しました。

批判そのものが批判になっていないので、相手のしようがなかったのですが、端的に言えば、創価大学は「特殊」な大学だからその事情を忖度しろという話で、そういった内向きな「特殊論」こそ、公共世界での個性の尊重を損なう暴挙に等しい噴飯な話です。

さて……。
12月になってから、中田先生は、軽減税率の問題を批判し、公明批判の狼煙をあげました。今回の軽減税率そのものが軽減ではありませんし、システム的にも問題がありますので、そら、批判されてしかるべきだとは思いますが、そもそも論をたどっていくならば、税制という枝葉は、憲法という幹や土台があってこそですから、立憲主義を否定する一連の安保法を消極的であれ賛同しているのであれば、議論自体が矛盾しているというお粗末な話で、まあ、がんばってくださいとしかいいようがありません。

しかし、突然の遁走が、なんらかの圧力や自重によるものとすれば、これはこれで問題な訳でございまして、気分はヴォルテールでございますよ。


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