覚え書：「今週の本棚・新刊『ＡＳＥＡＮ企業地図』＝桂木麻也・著」、『毎日新聞』2015年12月27日（日）付。
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今週の本棚・新刊
『ＡＳＥＡＮ企業地図』＝桂木麻也・著
毎日新聞2015年12月27日 東京朝刊
（翔泳社・２５９２円）
日本企業が関心を寄せる東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）には、世界経済に大きな影響力を及ぼし、数々の上場企業を傘下に収める企業グループが多数存在する。
ＡＳＥＡＮでビジネスを展開するなら、最低限知っておきたい企業グループや、日本企業との提携に意欲的な企業グループを紹介。事業提携や現地進出を考える大企業から中小企業まで、その戦略立案に欠かせない情報を提供している。
日本企業にとって、新しいマーケットへの参入は魅力がある反面、リスクも大きい。どのマーケットが最適か絞り込むことが難しく、目指すマーケットの事情に通じた現地パートナーが必要となる。キーワードは「タイクーン」（大物）だ。タイクーンはその国きっての富豪で、さまざまなビジネスを手がけ、壮大なコングロマリットを支配している。
タイクーンが率いる企業グループの全体像が一目でわかる「鳥瞰（ちょうかん）図」も充実しており、ファミリー企業の概要、資本関係、財務データなどを解説している。日本企業が情報収集をする際に気を付けることやタイクーンをパートナーにする秘訣（ひけつ）も紹介している。（心）
−−「今週の本棚・新刊『ＡＳＥＡＮ企業地図』＝桂木麻也・著」、『毎日新聞』2015年12月27日（日）付。
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今週の本棚・新刊：『ＡＳＥＡＮ企業地図』＝桂木麻也・著 - 毎日新聞
