覚え書:「米ノンフィクション 看護の本質伝える 「幅広い層に読んでほしい」 県立大の田中教授が翻訳、15日出版 /島根」、『毎日新聞』2016年04月05日(火)付。

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米ノンフィクション
看護の本質伝える 「幅広い層に読んでほしい」 県立大の田中教授が翻訳、15日出版 /島根

毎日新聞2016年4月5日 地方版
 
翻訳した「看護師として生きる−−自分の選択」を出版する田中教授=島根県出雲市の県立大学で、山田英之撮影
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 県立大学看護学部の田中芳文教授(55)が翻訳した米国作家の医療ノンフィクション「看護師として生きる−−自分の選択」(西村書店)が15日、出版される。医療現場で働く看護師23人へのインタビューを通して、職業に対する情熱、患者への思いやり、看護の本質を伝える。田中教授はこれまで外科研修医やドクターヘリの現場を描いた本を翻訳。医療ノンフィクションの翻訳は今回で7作目になる。【山田英之】

 田中教授の専門は、英語学、社会言語学で、教え子は看護師や助産師、保健師の道に進む。英和辞典の編集にも関わり、言葉や表現を調べるため、英語の小説やノンフィクションを数多く読んだ。こうした経験を生かして、2004年にアメリカの新人研修医を題材にした医療ノンフィクションを初めて翻訳した。

 今回は13年に出版された作品で、原題は「ザ・コール・オブ・ナーシング(看護という天職)」。著者は米・ニューヨーク州在住の作家、ウィリアム・パトリックさんだ。

 作品には、ヘリコプターに搭乗するフライトナースや、陸軍や海軍に所属して海外に派遣される看護師、医療施設の管理職、看護学生を指導する教員ら23人が登場する。

 田中教授は「いろいろな看護師のいろいろな人生が出てくる。年齢を重ねてから看護師になった人もいる。医療関係者や看護師を志す中学・高校生だけでなく、幅広い層に読んでもらいたい」と話している。

 県内の主要書店、通販サイトで販売予定。308ページ、1404円。
    −−「米ノンフィクション 看護の本質伝える 「幅広い層に読んでほしい」 県立大の田中教授が翻訳、15日出版 /島根」、『毎日新聞』2016年04月05日(火)付。

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