覚え書:「子どもの本棚 身よりのない師弟に一筋の光 [文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長)」、『朝日新聞』2016年12月24日(月)付。
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子どもの本棚
身よりのない師弟に一筋の光
[文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長) [掲載]2016年12月24日
■「青空のかけら」
この本はおよそ30年前のイギリスが舞台です。児童養護施設のスキリー・ハウスでくらす子どもたちを主人公に、厳しい状況の中でも希望を持ち続けて生きていくことの大切さを教えてくれます。
身よりのないミラとザックの姉弟がソーシャルワーカーのアニタに連れられてスキリー・ハウスにやってきます。そこにはお母さんのように優しいホーテンスや管理人のサイラスなどがいて、2人の面倒をよく見てくれました。2人の心からの願いは「家族」ができることでしたが、どこからも引き取りたいという申し出はありません。ところがある夏、チャンスが訪れ、ひとすじの光が2人にふりそそぎます。読み終わると心に青空が広がります。
−−「子どもの本棚 身よりのない師弟に一筋の光 [文]越高一夫(ちいさいおうち書店店長)」、『朝日新聞』2016年12月24日(月)付。
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http://book.asahi.com/reviews/column/2016122700001.html
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