覚え書:「折々のことば:770 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年05月31日(水)付。
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折々のことば:770 鷲田清一
2017年5月31日
二次的なものを見ずして、一次的なるものを見よ。
(湯川秀樹)
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1934年、大阪帝国大学講師時代の物理学者の日録「湯川秀樹日記」(小沼通二編)から。この年、のちにノーベル賞の対象となる中間子論と格闘するかたわら、海外文学に親しみ、歌舞伎や美術展に出かけ、家族の体調を案じ、水害支援に動いてもいる。「大事な所」、つまり物事を派生的な相ではなくその根源において究めたいとの思いは、研究のみならず人生全般に及んでいた。
−−「折々のことば:770 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年05月31日(水)付。
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http://www.asahi.com/articles/DA3S12964187.html