覚え書:「折々のことば:777 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月07日(水)付。
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折々のことば:777 鷲田清一
2017年6月7日
生きている時間のほうが長い
どんなに短い人生だったとしても
生きていた時間のほうが長い
(益田ミリ)
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電車の中でじっと伏せている盲導犬を見て、自分はこれほど誰かの役に立ったことがあるかとふり返る。行列の中にいても、人はなぜかいつも自分の前を横切ると首を捻(ひね)る。隣席から漏れ聞こえる会話に心を寒くする。そんな人生のかけらを一つずつ、体温を測るかのように描くイラストレーターのコミックエッセー「今日の人生」から。
−−「折々のことば:777 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月07日(水)付。
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http://www.asahi.com/articles/DA3S12975819.html