覚え書:「折々のことば:793 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月24日(土)付。

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折々のことば:793 鷲田清一
2017年6月24日

 上手な職人が使用した道具というものは美しく残るものです。

 (土田昇)

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 酷使せずここぞという時にのみ使ったから? 丁寧に手入れされてきたから? いい道具は使う時に無駄な力が入らないから? いずれにせよ疎(おろそ)かに扱われなかったから。大事にとの思いは、道具職人の丹念で正確な仕事への敬意からくる。同じように建物や室内も、佇まいからその空間が敬意をもって使われてきたかどうかがわかる。刃物店主・研究家の「職人の近代」から。
    −−「折々のことば:793 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月24日(土)付。

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http://www.asahi.com/articles/DA3S13002351.html





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