2017-11-02から1日間の記事一覧

覚え書:「折々のことば:793 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年06月24日(土)付。

- 折々のことば:793 鷲田清一 2017年6月24日 上手な職人が使用した道具というものは美しく残るものです。 (土田昇) ◇ 酷使せずここぞという時にのみ使ったから? 丁寧に手入れされてきたから? いい道具は使う時に無駄な力が入らないから? いずれにせ…

覚え書:「書評:永山則夫の罪と罰 井口時男 著」、『東京新聞』2017年09月17日(日)付。

- 永山則夫の罪と罰 井口時男 著 2017年9月17日 ◆ロシア文学と重ねて論考 [評者]横尾和博=文芸評論家 永山則夫に真摯(しんし)に向き合った渾身(こんしん)の一冊である。本書には著者がこれまでに発表した永山にまつわる文学論や俳句、書評などが収め…

覚え書:「書評:本を読むのが苦手な僕は こんなふうに本を読んできた 横尾忠則 著」、『東京新聞』2017年09月17日(日)付。

- 本を読むのが苦手な僕は こんなふうに本を読んできた 横尾忠則 著 2017年9月17日 ◆にじみ出る人生、表現 [評者]荒俣宏=作家 これは、読み上げた本に自身の「表現」と「人生」を絡ませた超書評だ。表現のほうは『完本 ジャコメッティ手帖(てちょう) 1…

覚え書:「書評:靖国神社が消える日 宮澤佳廣 著」、『東京新聞』2017年09月17日(日)付。

- 【書評】靖国神社が消える日 宮澤佳廣 著 2017年9月17日 ◆賊軍合祀、変わる本質 [評者]島田裕巳=宗教学者 著者の宮澤佳廣氏は、約十年間にわたって靖国神社に禰宜(ねぎ)として奉職した人物である。禰宜は宮司、権宮司の下で、靖国神社のナンバー三で…

覚え書:「中世戦国期の城がアツイ!! 素朴で実用本位の姿、人気」、『朝日新聞』2017年06月26日(月)付。

- 中世戦国期の城がアツイ!! 素朴で実用本位の姿、人気 2017年6月26日復元された箕輪城の郭馬出西虎口門=群馬県高崎市 お城というと、白壁に石垣――というイメージを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。だが、あれは近世に特徴的な姿。中世〜戦国期…