覚え書:「折々のことば:894 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月05日(木)付。
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折々のことば:894 鷲田清一
2017年10月5日
好きなことに限りなく近いことで暮らすということは、抵抗しまくることだ。
(山下陽光〈ひかる〉)
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自分の儲(もう)けは最小に、従業員には最大の支払いをし、発送する商品には手紙を添える。「資本主義の人」が見向きもしないそんな経営をする手作りのファッションブランド「途中でやめる」の主宰者。やりたくない仕事は無理にせず、「敵がいなくて、稼げないけれど楽しい」働き方を説き、工夫を重ねる姿は、ゆるゆるなのになぜかやけに堅実に映る。『バイトやめる学校』から。
−−「折々のことば:894 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月05日(木)付。
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