覚え書:「折々のことば:895 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月06日(金)付。

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折々のことば:895 鷲田清一
2017年10月6日

 重荷はみんな自分が背負いこんでしまう旧(ふる)い日本の女の生き方を、先生はよくわかっていない

 (ある年配の女性)

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 こういう意味の「辛辣(しんらつ)な言葉」を、感想として読者から送られた歴史学者安丸良夫は、女性のそういう葛藤をこそ描いたつもりだったのでひどくこたえたと、『出口なお』(朝日選書版)のあとがきに記す。悔しさは当の読者ではなく自分にこそ向かったはずだが、自著の最後でこういう破れを認めるのはなかなかできることではない。
    −−「折々のことば:895 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年10月06日(金)付。

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折々のことば:895 鷲田清一:朝日新聞デジタル





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