覚え書:「みる 最初に光があった」、『朝日新聞』2018年06月02日(土)付。
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みる 最初に光があった
みる
最初に光があった
2018年06月02日
何げない瞬間を柔らかな光あふれる画面にとらえ、国内外で活躍する写真家が、出産を経て写真と短文による「絵本」を手がけた。光はより親密さを増し、心の奥深くに優しく差し込む。
水の粒を綿毛にまとった小さな種。表紙の写真には未来へと向かう命の力を感じる。だが読み進むうちに、イメージはたゆたい、はかなさや喪失感も重なってゆく。「ここはどちらがわにもつながっています」。そんな言葉にはっとする。生と死はいつでもひとつづきにある。(小川雪)
▽求龍堂・2500円
−−「みる 最初に光があった」、『朝日新聞』2018年06月02日(土)付。
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心に差し込む柔らかな光 「はじまりのひ」(川内倫子)|好書好日