2018-08-04 覚え書:「折々のことば:957 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月09日(土)付。 覚え書 - 折々のことば:957 鷲田清一 2017年12月9日 経験というものはさまざまな風に煮えこぼれるもので、われわれに現在の方式をさまざまに修正させてゆくものである。 (ウィリアム・ジェイムズ) ◇ どうにも動かせないかに見える習慣や仕組みも、かつて人が工夫して設けたもの。おびただしい経験を重ね、それを創りだした活動が休止しているにすぎない。経験の「煮えこぼれる」ような力がそれを動かすのであって、このやり方しかないと決め込んでしまえば道は開けない。米国の哲学者の『プラグマティズム』(桝田啓三郎訳)から。 −−「折々のことば:957 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月09日(土)付。 - 折々のことば:957 鷲田清一:朝日新聞デジタル