日記:人の暮らしのかたわらが、猫のホームグラウンド
猫は地上に舞い降りた精霊に違いない。きっと雲の上だってふわりふわりと歩けるはずだ=ジュール・ヴェルヌ。アンガス・ハイランド+キャロライン・ロバーツ(喜多直子訳)『名画の中の猫』(エクスナレッジ、2018年)とともに伯父さんは優雅な休日(°▽°) pic.twitter.com/LuCllEFkU6
— 氏家法雄 (@ujikenorio) 2018年8月5日
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猫は「家につく」と言われる。人間が定住し、穀物を貯蔵するようになると、「ネズミ駆除のエキスパートたち」も抜かりなくついて来ては、わがもの顔で居ついてしまう。猫が描かれた絵画の舞台は、人間の日常のひとこまだ。人の暮らしのかたわらが、猫のホームグラウンドなのだ。猫はペットのなかでも変わり種だ。出かけたいときに出かけ、帰りたいときに帰って来る。ひとたび外へ繰り出せば、私たちにはうかがい知れぬ秘密の生活が待っている。そして、食べ物と安眠と、ときにはひざのぬくもりを求めて、私たちのもとへと気まぐれに戻ってくるのだ。
−−アンガス・ハイランド、キャロライン・ロバーツ(喜多直子訳)『名画のなかの猫』エクスナレッジ、2018年。
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