覚え書:「折々のことば:974 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月27日(水)付。


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折々のことば:974 鷲田清一
2017年12月27日

 いまは「ためになる」とか「役に立つ」以外のものは存在しちゃいけないような風潮があるけれど、私はそれがどうにも不快なんです

 (中野翠

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 落語のいいところは、損得と関係なしに「存在を楽しく許している」ところ。ものごとには表と裏、底と天井、さらには抜け穴すらあって、それを覗(のぞ)かせながら笑いに転化させる落語は、心の機微のわかるオトナになるための格好の教材。損得より大事な物差しがあることを教えてくれるとコラムニストは言う。『この世は落語』から。
    −−「折々のことば:974 鷲田清一」、『朝日新聞』2017年12月27日(水)付。

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折々のことば:974 鷲田清一:朝日新聞デジタル







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