2012-10-27から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:人と芸術とアンドロイド―私はなぜロボットを作るのか [著]石黒浩 [評者]荒俣宏(作家)」、『朝日新聞』2012年10月21日(日)付。

- 人と芸術とアンドロイド―私はなぜロボットを作るのか [著]石黒浩 [評者]荒俣宏(作家)■分身から知る「自分らしさ」 外出することが危険になった未来社会、本人に代わって外で働くロボットが「惨殺」されると、本人までもが死んでしまうという事件が起きるの…

「人あるいは政党人は国家的にではなく党派的に行動するといいてこれを難ずる。だが、それは官僚とて同じことである」

- 政党から国家への、権力の位置は大きく転換する。国家とは要するに官僚が支える国家のことである。憲法学者の宮澤俊義は官僚が台頭する政治的な背景を論じている。「満州事件にはじまるこの『非常時』のおかげでいちばん損をしたのが政党だとすると、いち…