2013-09-27から1日間の記事一覧

覚え書:「<脳と文明>の暗号 M・チャンギージー 著 中山宥訳」、『東京新聞』2013年09月22日(日)付。

- 【書評】<脳と文明>の暗号 M・チャンギージー 著 中山宥訳 2013年9月22日 ◆音楽の起源は足音のまね [評者]金子務=科学史家 音楽が魂を揺さぶり、人を踊らせるのはなぜだろう? この難問に、人工知能研究者の著者はこともなげに、音楽が自然をまねて…

覚え書:「松岡二十世とその時代 北海道、満洲、そしてシベリア 松岡 將 著」、『東京新聞』2013年09月22日(日)付。

- 松岡二十世とその時代 北海道、満洲、そしてシベリア 松岡 將 著 2013年9月22日 ◆「農民のため」 貫いた生涯 [評者]脇地炯(けい)=評論家 松岡二十世(はたよ)は昭和初頭、エリートの道を捨てて北海道の農民運動に投じた人である。小林多喜二『不在地…

書評:樋口陽一『いま、「憲法改正」をどう考えるか 「戦後日本」を「保守」することの意味』岩波書店、2013年。

樋口陽一『いま、「憲法改正」をどう考えるか 「戦後日本」を「保守」することの意味』岩波書店、読了。安倍首相が力をいれる憲法改正と、なし崩し的にその雰囲気に呑み込まれる世相の何が問題なのか。本書は明治以来の立憲政治と憲法史の伝統から、その問題…