憲法

日記:SEALDs【なぜ野党共闘か】

【なぜ野党共闘か】昨年の夏は野党5党が一致団結して、安保関連法案の廃案のために取り組みました。しかし選挙に向けての野党共闘はいまだにまとまっていません。もはや「野党共闘には期待せず、それぞれで戦うべきだ」という人もいます。しかしSEALDsは野党…

覚え書:「沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く」、『朝日新聞』2016年01月21日(水)付。

- 沖縄に届かぬ憲法の力 南野森・九大教授、宜野湾を歩く 2016年1月21日 米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄県宜野湾市長選(24日投開票)が熱を帯びている。安倍政権と協調する現職に翁長雄志(おながたけし)知事が支援する新顔が挑むという、同県…

日記:「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」、『公明新聞』2015年05月15日(金)付。え?

歴史の記録として2015年5月15日付の『公明新聞』と『聖教新聞』の安保法制に関する記事を張っておく。 「9条の下、専守防衛を堅持」「公明が厳格な歯止め」(公明新聞、そして、聖教新聞も右に倣え)だそうな。これ虚構新聞もしくはソ連時代のプラウ…

覚え書:「言い合うことが民主主義 木村草太さん×内山奈月さん 憲法を知ろう」、『朝日新聞』2015年05月03日(日)付。

- 言い合うことが民主主義 木村草太さん×内山奈月さん 憲法を知ろう 2015年05月03日(写真キャプション)木村草太さん=川村直子撮影 (16面から続く) ■多数決の意義 木村 民主主義の理念から、必要な場合は国会で決める。民主主義っていいイメージがある…

覚え書:「『こんな国に』理念を形に 木村草太さん×内山奈月さん 憲法を学ぼう」、『朝日新聞』2015年05月03日(日)付。

- 「こんな国に」理念を形に 木村草太さん×内山奈月さん 憲法を学ぼう 2015年05月03日(写真キャプション)木村草太さんと内山奈月さん=川村直子撮影 日本国憲法の施行から68年。でも、ふだんの暮らしで、私たちが憲法を実感することはあまりない。憲法全…

日記:「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」

ちょうど赤坂真理さんの『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)読み終えた。個人の記憶との対話から戦後の歩みを読み解く秀逸な論評。「まったく個人的であり、だからこそ奥底で普遍に通じる、そんな力が」と結ばれる。先験的な理念から批判する大上…

覚え書:「寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦」、『朝日新聞』2015年05月02日(土)付。

- 寄稿:憲法という経典 作家・島田雅彦 2015年05月02日 日本が自国のことのみならず、他国の戦後復興、人道支援にも貢献し、「世界の赤十字」たらんとしてきたことで獲得できた世界的信用は大きな財産である。外国人が日本人に対して抱く好印象もまた、平和…

覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争=湯浅誠」、『朝日新聞』2015年04月29日(水)付。

- くらしの明日 私の社会保障論 平和のための戦争 自衛隊海外派遣へ新法案湯浅誠 社会活動家 象徴的なネーミングだと思った。 「国際平和支援法」のことだ。内容は、有事の際に米国等に後方支援を行うこと。要は、空爆するための戦闘機が飛び立つ空母に弾薬…

日記:すべて個別的自衛権で対応できる話 → 「座長試案 武力行使の要件を厳格化」、『公明新聞』2014年06月25日(水)付。

これ6月25日の公明新聞一面(「座長試案 武力行使の要件を厳格化」)ですが、集団的自衛権の発動要件を「明白な危険」「国民を守るため」「自衛の措置……」として「さらに客観性が高まる」といっているけど、これって全て「個別的自衛権」で済む話ですよね…

書評:N・アジミ、M・ワッセルマン(小泉直子訳)『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』岩波ブックレット、2014年。

N・アジミ、M・ワッセルマン(小泉直子訳)『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』岩波ブックレット、読了。日本国憲法に男女平等の原理を書き込んだベアテの父は日本に西洋音楽を伝えた世界的なピアニスト。知られざる父レオの生涯へ光を当てること…

日記:「憲法の価値は個人の尊重(尊厳)にあり、憲法は国家を縛るための道具だ」

- 憲法学者も、立憲主義の重要さは当たり前すぎるからなのか、改めて説明されることは少なかったように思います。私は、30年以上前に法曹養成に携わりはじめた当初から、「憲法の価値は個人の尊重(尊厳)にあり、憲法は国家を縛るための道具だ」と言い続…

書評:樋口陽一『いま、「憲法改正」をどう考えるか 「戦後日本」を「保守」することの意味』岩波書店、2013年。

樋口陽一『いま、「憲法改正」をどう考えるか 「戦後日本」を「保守」することの意味』岩波書店、読了。安倍首相が力をいれる憲法改正と、なし崩し的にその雰囲気に呑み込まれる世相の何が問題なのか。本書は明治以来の立憲政治と憲法史の伝統から、その問題…

書評:大江健三郎ほか『いま、憲法の魂を選びとる』岩波ブックレット、2013年。

- あの方は、本当に、姿かたちがそれは素敵な方でしたよ。背がすらりとして本当に素敵な人でしたけれども、姿かたち以上に、言動が本当に立派だと思いました。いいことをおっしゃる人でした。そして、決しておごることなく、毎日、足を棒にして日本中に平和…