2016-05-15から1日間の記事一覧

覚え書:「憲法を考える:改正項目示さず民意問う「免罪符」 自民改憲草案」、『朝日新聞』2016年03月31日(木)付。

- 憲法を考える:改正項目示さず民意問う「免罪符」 自民改憲草案 2016年3月31日 自民党が野党時代の2012年に作った「日本国憲法改正草案」が、国会論戦を通じて再び注目を集めている。草案は、どのような経緯で出来たのか。首相はなぜ、この草案を前面…

覚え書:「書評:デビュー小説論 清水良典 著」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- デビュー小説論 清水良典 著 2016年3月27日 ◆時代への位置づけ丁寧に [評者]陣野俊史=文芸評論家 論じられている作家は八人。村上龍、村上春樹、高橋源一郎、笙野(しょうの)頼子、山田詠美、多和田葉子、川上弘美、町田康。いずれもいまの日本文学の…

覚え書:「書評:家康、江戸を建てる 門井慶喜 著」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 家康、江戸を建てる 門井慶喜 著 2016年3月27日 ◆大事業に技術者の力 [評者]森彰英=ジャーナリスト 天正十八年(一五九〇)夏、小田原攻めの陣中で、徳川家康が豊臣秀吉から北条家の旧領地関東八カ国を譲り受ける場面から始まる。物語は歴史小説の造り…

覚え書:「書評:佐野碩 人と仕事1905−1966 菅孝行 編」、『東京新聞』2016年03月27日(日)付。

- 佐野碩 人と仕事1905−1966 菅孝行 編 2016年3月27日 ◆国際政治と闘う演劇 「評者」川崎賢子=日本映画大教授 佐野碩は一九二〇年代演劇の旗手だった。ファシズムとスターリン治下の粛清とに世界が挟撃される時代に、旧ソ連、ドイツ、アメリカなど…

覚え書:「論壇時評 『ことば』の復興 壊れた社会をつなぎ直す 作家・高橋源一郎」、『朝日新聞』2016年03月31日(木)付。

- 論壇時評 「ことば」の復興 壊れた社会をつなぎ直す 作家・高橋源一郎 2016年3月31日 舞台の上に、むすうの白い線がひかれている。それは、福島をかたち作っている海岸、道路、線路、河を示したもの。そしてふるさとのまち。その上に、子どもたちが眠って…