2016-06-21から1日間の記事一覧

覚え書:「核といのちを考える:小国、司法に問う軍縮 マーシャル諸島、保有国を提訴」、『朝日新聞』2016年04月25日(月)付。

- 核といのちを考える:小国、司法に問う軍縮 マーシャル諸島、保有国を提訴 2016年4月25日(写真キャプション)ビキニ水爆実験の経験も引き合いに、「核保有国は我々との誓約を果たしていない」などと訴えるマーシャル諸島のデブルム前外相 南太平洋の島国…

覚え書:「書評:江戸時代の通訳官 片桐一男 著」、『東京新聞』2016年05月01日(日)付。

- 江戸時代の通訳官 片桐一男 著 2016年5月1日 ◆オランダ語能力どの程度 [評者]平川祐弘=東京大名誉教授 世間は通訳はきちんと訳していると思いがちだが、実態はどうか。今は録音すれば、通訳の力のほどは確かめ得る。しどろもどろの通訳も多い。昔、外交…

覚え書:「書評:大坂落城異聞 正史と稗史の狭間から 高橋敏 著」、『東京新聞』2016年05月01日(日)付。

- 大坂落城異聞 正史と稗史の狭間から 高橋敏 著 2016年5月1日 ◆逃亡・潜伏伝承の背景 [評者]渡邊大門=歴史学者 大坂の陣の顛末(てんまつ)は、主に一次史料(同時代の史料)に基づく「正史」と民間で語り継がれてきた「稗史(はいし)」で伝わったが、…

覚え書:「書評:日常と不在を見つめて 佐藤真ほか 著」、『東京新聞』2016年05月01日(日)付。

- 【書評】日常と不在を見つめて 佐藤真ほか 著 2016年5月1日 ◆撮る意味 突き詰める [評者]小野民樹=大東文化大教授 映画にとって政治の季節が終わった一九九○年代はじめ、佐藤真はドキュメンタリーの第一作「阿賀に生きる」をひっさげて登場した。新潟水…

日記:批判を受けることが仕事である「権力」がその批判をかわすために持ち上げる「公平」「中立」という異常事態

私たちは公平さを担保することは両論併記で可能と錯覚してきたのではないかと思う。そもそも、人間の尊厳を等しく扱うために積極的に構築・構成したきたのが公平さの戦いの歴史。近頃の両論併記価値自由中立病は、人間の尊厳を等しく扱わない極論を取り上げ…