覚え書:「みんなの広場 はかない命、精いっぱい生きる」、『毎日新聞』2013年01月05日(土)付。


        • -

みんなの広場
はかない命、精いっぱい生きる
中学生 14(東京都八王子市)

 私は今、学校の国語の授業で「命」について学んでいる。命というものは、この世の中にいるすべての人がもっているもので、いつ、どこでなくなってしまうか分からない。今こうしている間も、命は常に終着駅、つまり死へと進んでいる。その終着駅はいつくるか分からない。
 今までずっと一緒にいた人が、もしかしたら明日にはいないかもしれない。もちろん私だっていないかもしれない。そう考えると、とてもおそろしい。と同人日、今を生きることができるって、とても素晴らしいことだ、私は何かしたいなと思うことが多い。
 こんな考えをするのは私だけではない。普通はくるはずの明日に甘えてしまう人が多いと思う。でも、命はいつなくなってしまうか分からない。なので、私は今を大切に精いっぱい生きていきたい。
    −−「みんなの広場 はかない命、精いっぱい生きる」、『毎日新聞』2013年01月05日(土)付。

        • -





102

103