覚え書:「みんなの広場 食事をするということは」、『毎日新聞』2013年02月07日(木)付。



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みんなの広場
食事をするということは
中学生 13(東京都目黒区)

 先日、1年生で「お肉の情報館」という所を見学しにいった。そこでぼくは、命の大切さについて考えさせられた。はじめに牛や豚が殺されて食肉になる所の映像を見た。最初は、気持ち悪く感じた。だが後から、かわいそうに思えてきた。人間のために殺されたのだ。生きていたのに人間のために命をくれたのだ。ぼくが好きな焼き肉やハンバーグ、ステーキ等は全部、命だったのだ。魚や野菜も全部命だ。
 人間は食べなければ生きていくことができない。生きていくために命をいただいているのだ。食事をするということは、命をいただくということだ。人間のために失われた命に感謝しなければならない。いつも料理を作ってくださる人たちに感謝しなければいけない。僕は、一つ一つの命や、料理を作ってくださる人たちに感謝しながら食べていきたい。
    −−「みんなの広場 食事をするということは」、『毎日新聞』2013年02月07日(木)付。

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