日記:「元創価大非常勤講師 安保法制反対 その4カ月後に…」、『しんぶん赤旗』日本共産党中央委員会、2016年06月28日(火)付。


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創価大非常勤講師
安保法制反対 その4カ月後に…
安全保障関連法に反対する創価大学創価女子短期大学関係者有志の会
佐野潤一郎さんのスピーチ

 安全保障関連法に反対する創価大学創価女子短期大学関係者有志の会の佐野潤一郎さん=兵庫県在住=は26日、兵庫県西宮市で開かれた、安全保障関連法に反対する関西圏大学有志の会共同集会に登壇し、スピーチしました。その要旨を紹介します。

 3月まで、創価大学で英語担当非常勤講師でした。安保関連法に反対して立ち上がったのが昨年8月。その4カ月後、大学から雇い止めを通告されました。
 創価大学有志の会が「安保関連法に反対する学者の会」の一員として立ち上がったのは、2015年8月15日でした。翌日には取材を受け、「創価」の人間が立ち上がったと大々的に報道されました。その反動はすさまじいものでした。ネットでは、私たちの「主張」ではなく「人格」を攻撃する人たちが、心を引き裂くような言葉を浴びせかけてきました。主に公明党の熱心な信奉者からでした。
 創価大学は与党の一角、公明党に所属する議員をたくさん出しています。公明党議員を応援するのが当たり前という雰囲気が、創価大学出身者とその周辺にあるのも否めません。彼らにとって私たち創価大学有志の会によるアベ政治への異議申し立ては、連立与党公明党という身内に対する裏切りであると見えてしまっているようでした。
 私の雇い止めの公式理由は、「スーパーグローバル大学認定校として次年度から英語はすべてネイティヴスピーカーのみで構成するため、日本人教員の雇用を継続しない」というものでした。
 私は英会話という科目であっても、平和と人権に力点をおいて授業を進めてきました。これが、創価大学にそぐわないというのなら、何がスーパーグローバルなのでしょうか。
 私は、誰がどのようなことを言おうと、どこまでも平和を求め、どこまでも知性を基盤に、私は私の決めた教育の道を歩みたい。
    −−「元創価大非常勤講師 安保法制反対 その4カ月後に…」、『しんぶん赤旗日本共産党中央委員会、2016年06月28日(火)付。

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