日記:「門前払い」的な人間理解こそ、人間をにんげんとして扱わない第一歩になるのだ

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勤務先が精神科の認知症病棟なので、……その問題は理解しているのでツッコミは不要でお願いしますが……、仕事の大半がガッツリ「介助」。

僕自身は、介助の際になるべくコミュニケーションを大切にしています(そして、お前、偉そうに、馴致されてないようなこと言うなよ!みたいな上から目線もお断りですが)。

さて……。
ちょうど、今日、昼食のために、ミトン拘束のおばあさんをベッドから車椅子に移乗する際、この方、いつも恐縮のてんこ盛りの方なんですけど、いろいろと会話していると、
「おばあさんは、芝刈りに山に行ったのですが、芝を刈らずに、草刈り、草刈りしました」と突然「ギャグ」を振られました。

「ギャグ」というのは咄嗟に僕が理解できなかったので「後出しジャンケン」ですけど、「???」という顔をすると「ブー、ブー、ブー」と笑い。「草刈り」=「臭かり」という訳で「ブー、ブー、ブー」とのこと。

人間は話してみないと分からないというのが正味のところで、そういうもんだという「門前払い」的な人間理解こそ、人間をにんげんとして扱わない第一歩になるのだなと思いました。


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