2012-04-28から1日間の記事一覧

E・ヤング=ブルーエル(矢野久美子訳)『なぜアーレントが重要なのか』みすず書房、2008年。

アーレントが徹底して思考したことを、今現在の課題としてどう生かしていくのか。弟子による内的対話の記録。E・ヤング=ブルーエル(矢野久美子訳)『なぜアーレントが重要なのか』みすず書房、2008年。アーレントが徹底して思考したことを、今現在の課題と…

「隔たり」を認めながらも「人間性の一なること」を信じる

- 私事にわたるけれど『タルムード新五講話』の訳書を送ったおりに、翻訳の作業そのものが私に自己省察の得難い機会を提供してくれたことに感謝の意を表したことがある。その手紙への返信のなかでレヴィナスはこう書いてくれた。 「あなたが克服しなければな…