2012-04-29から1日間の記事一覧

宇野常寛『ゼロ年代の想像力』ハヤカワ文庫、2011年。

サブ・カルチャーに投影された想像力を検証し、その新たな可能性を展望する一冊。宇野常寛『ゼロ年代の想像力』ハヤカワ文庫、2011年。1990年代後半のインパクトは何だろうか。様々考えられるが、「がんばれば、意味が見つかる」世の中から、「がんばっても…

「ほとんどの人は自分たちの価値基準を再考する必要を痛感することすらない」ことを暴くソクラテスの対話

- ソクラテスはプラトンより四二歳年長であった。職業上は彫刻家であったが、彼が歴史の上に占めている重要性は、哲学思想の進展に及ぼした革新的な影響に存している。彼以前の思想家たちは、物質および宇宙総体の本性に関心を向けていた。そして彼らが外界…