2013-11-25から1日間の記事一覧

覚え書:「哲学者が走る [著]マーク・ローランズ [評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)  [掲載]2013年11月17日(日)付。

- 哲学者が走る [著]マーク・ローランズ [評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家) [掲載]2013年11月17日 [ジャンル]人文 ■生きることの意味どこに 印象的だったのは、トルストイが『懺悔(ざんげ)』で書いたという心の動揺だ。財産があるからといって…

覚え書:「石田徹也ノート [著]石田徹也 [評者]水無田気流(詩人・社会学者)」、『朝日新聞』2013年11月17日(日)付。

- 石田徹也ノート [著]石田徹也 [評者]水無田気流(詩人・社会学者) [掲載]2013年11月17日 [ジャンル]文芸 ■強い視力で描かれた世界 石田徹也の作品を初めて直(じか)に見たのは2008年、「僕たちの自画像」展だった。見終えて出ると、視界が変わっていた…

書評:小林秀雄『読書について』中央公論新社、2013年。

小林秀雄『読書について』中央公論新社、読了。「読書の最初の技術は、どれこれの別なく貪る様に読む事で養われる他はない」。表題エッセーをはじめ、「読む」ことと「書く」ことにテーマ絞ったアンソロジー。巻末には対談「教養ということ」(田中美知太郎…