2015-01-01から1日間の記事一覧

覚え書:「寄稿:日本の歴史と衆院選 作家・冲方丁」、『朝日新聞』2014年12月26日(金)付。

- 寄稿:日本の歴史と衆院選 作家・冲方丁 2014年12月26日 今回の衆議院選挙は大方の予想通りの結果となった。印象的だったのは、とことん日本的なあり方があらわになった、ということだ。 特に、衆議院選挙の投開票日、安倍首相がニュース・キャスターの質…

覚え書:「今週の本棚:橋爪大三郎・評 『アジア主義−その先の近代へ』=中島岳志・著」、『毎日新聞』2014年12月28日(日)付。

- 今週の本棚:橋爪大三郎・評 『アジア主義−その先の近代へ』=中島岳志・著 毎日新聞 2014年12月28日 東京朝刊 (潮出版社・2052円) ◇アジア連帯を希求する綱渡りのロジックの先 玄洋社の頭山満(とうやまみつる)。黒龍会の内田良平。宮崎滔天(とう…

覚え書:「今週の本棚:村上陽一郎・評 『イシュア記−新約聖書物語』=小川国夫・著」、『毎日新聞』2014年12月28日(日)付。

- 今週の本棚:村上陽一郎・評 『イシュア記−新約聖書物語』=小川国夫・著 毎日新聞 2014年12月28日 東京朝刊 (ぷねうま舎・6048円) ◇『ヨレハ記』に並ぶキリスト教文学の金字塔に 「発作は、あいつの体のもっと深くにこびりついている汚鬼(おき)で…

覚え書:「今週の本棚・新刊:『波の音が消えるまで 上・下』=沢木耕太郎・著」、『毎日新聞』2014年12月28日(日)付。

- 今週の本棚・新刊:『波の音が消えるまで 上・下』=沢木耕太郎・著 毎日新聞 2014年12月28日 東京朝刊 (新潮社・各1728円) 「マカオ」「ギャンブル」と聞いたら、紀行小説の大作『深夜特急』(新潮文庫)を思い浮かべる人も多いだろう。その著者の新…

日記:なぜ、真摯な自己反省が、外界に目を向け他者と出会う真のプロセスの要因となり得ないのだろうか。

- 最後にヤングは、罪は、外界に目を向け、他者に関心を示させるのではなく、人びとを内面的にし、自分自身にのみ固執させてしまうと論じる。これもまた、おそらくそうかもしれない。しかし、なぜ、真摯な自己反省が、外界に目を向け他者と出会う真のプロセ…