2016-01-29から1日間の記事一覧

覚え書:「選べない国で:不惑を前に僕たちは 寄稿、作家・中村文則」、『朝日新聞』2016年01月08日(金)付。

- 選べない国で:不惑を前に僕たちは 寄稿、作家・中村文則 2016年01月08日 (写真キャプション)中村文則さん=関田航撮影 僕の大学入学は一九九六年。既にバブルは崩壊していた。 それまで、僕達(たち)の世代は社会・文化などが発する「夢を持って生きよ…

覚え書:「今週の本棚 鴻巣友季子・評 『プロローグ』=円城塔・著」、『毎日新聞』2015年12月27日(日)付。

- 今週の本棚 鴻巣友季子・評 『プロローグ』=円城塔・著毎日新聞2015年12月27日(文藝春秋・1836円)小説という「ウソ」の臆面なさに対抗 小説(散文)は、詩歌(韻文)という本能により近いものを離れて生まれた人工アートである。この臆面もない「ウ…

覚え書:「MEMO 「子どもの哲学」本を発行」、『毎日新聞』2015年12月28日(月)付。

- MEMO 「子どもの哲学」本を発行毎日新聞2015年12月28日 毎日小学生新聞の人気連載「てつがくカフェ」をまとめた「子どもの哲学 考えることをはじめた君へ」(毎日新聞出版、1404円)が出版された。 立教大文学部の河野哲也教授ら4人の哲学者が「…

覚え書:「今週の本棚 鹿島茂・評 『トッド 自身を語る』=エマニュエル・トッド著」、『毎日新聞』2015年12月27日(日)付。

- 今週の本棚 鹿島茂・評 『トッド 自身を語る』=エマニュエル・トッド著毎日新聞2015年12月27日 (藤原書店・2376円)理論体系転換させるか日本体験 エマニュエル・トッドの著作の訳者が、訳書の刊行に際して試みたインタビューを逆編年体で編んだ本。…

日記:立ち止まって考えること

- 一方、戦争における指導層の責任は単純化される。失敗がめにみえるものであっても、思いのほか責任を問われず、むしろ合理化される。その一方で、指導層が要求する苦痛、欠乏、不平等その他は戦時下の民衆が受容し忍耐すべきものとしての倫理性を帯びてく…