日記:八王子倫理学会?
水曜日は、通信教育部で教鞭を執っていたときの、受講生とかるく一献してきました。
いやー、ひさしぶりにいい酒を酌み交わした時間を過ごすことができ、ありがとうございました。
通信教育部は、卒業を勝ち取るためには、レポート作成が要となりますから、ほんとにこつこつ積み重ねていくしかありません。入学したら卒業できる通学部と違い、卒業できるのはわずか数%。そのなかでも4年間で卒業することは並大抵の努力ではかないません。
しかしながら、ふたりの受講生は、4年間で卒業できる可能性が視野にはいってきたと報告してくださり、嬉しいことこのうえないひとときでした。
もちろん、ひとによっては、何年もかかったり、途中で継続できなくなってしまうこともありますが、他人とくらべてどうのこうのということよりも、自分が決めたことを本末転倒させず貫いていくということを、その学習の過程で身につけることができれば、それはただ、たんに大学で○○学を学んだという以上の、そのひとの財産になるのではないかと思います。
もちろん、入学したからには卒業を目指すというのがひとつの目標になりますし、卒業することはひとつの区切りになるとおもいます。
しかし、ひとが何かを探求することを「学問」として、とらえるならば、学生として在籍している間だけ「学問」するわけではないですから、学生の間にみにつけたそういう力を、その後も、おおいに発揮しながら、探求の道をお互いに歩み続けたいものです。
いやー、しかし、いい酒を飲みました。
ありがとうございます。