2014-03-14から1日間の記事一覧

覚え書:「(風 サラエボから)オリンピック 踏みにじられた「連帯」の記憶 梅原季哉」、『朝日新聞』2014年03月10日(月)付。

- (風 サラエボから)オリンピック 踏みにじられた「連帯」の記憶 梅原季哉 1984年2月、冬季五輪を控えたその地は、異例の雪不足だった。開会式前夜、やっと雪が降り出した。大雪となり、街は白く染まった。 30年前、サラエボで五輪が開かれた。当時…

覚え書:「書評:本当はひどかった昔の日本 大塚 ひかり 著」、『東京新聞』2014年03月09日(日)付。

- 本当はひどかった昔の日本 大塚 ひかり 著 2014年3月9日 ◆古典が伝える深い心の闇 [評者]水原紫苑=歌人 美しかった<昔の日本>など、存在しない。これは痛快な一冊である。 育児放棄や体罰などの児童虐待、老人を捨てる棄老(きろう)、はたまた美醜に…

覚え書:「書評:ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍 石田 昌隆 著」、『東京新聞』2014年03月09日(日)付。

- ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍 石田 昌隆 著 2014年3月9日 ◆闇から生まれる魂の音楽 [評者]平井玄=音楽評論家 「ソウル・フラワー・ユニオン」はビリっと舌を刺す凄(すご)みのある中川敬の声をベースに、パンクから始まり、ファンク、ア…

覚え書:「今週の本棚:池澤夏樹・評 『地震と独身』=酒井順子・著」、『毎日新聞』2014年03月09日(日)付。

- 今週の本棚:池澤夏樹・評 『地震と独身』=酒井順子・著 毎日新聞 2014年03月09日 東京朝刊 (新潮社・1470円) ◇被災地をつなぎ、助けた人たちへの視線 二〇一一年の三月十一日から三年が過ぎようとしている。 もう一度あの日に戻ろう。なぜならばあ…

書評:高倉浩樹、滝澤克彦編『無形民俗文化財が被災するということ 東日本大震災と宮城県沿岸部地域社会の民俗誌』新泉社、2014年。

高倉浩樹、滝澤克彦編『無形民俗文化財が被災するということ 東日本大震災と宮城県沿岸部地域社会の民俗誌』新泉社、2014年、読了。本書は東日本大震災によって被害を受けた宮城県下の無形民俗文化財の被災とその復興をまとめた20人の研究者による報告。難…