日記:香川県善通寺市「空海まつり」から護国神社境内での「菊花展」へ至る道程での雑感

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昨日は、日中、総本山善通寺で行われていた「空海まつり」をちら見してきました。

空海まつりといっても、宗教的なソレではなく、テキ屋の並ぶカラオケ大会云々という地域の季節の「催し」というていでした。

かつて空海の生誕地・善通寺に18年に住んでいて、まあ、いまさら、島流しみたいになって戻ってきて、改めて地域を見渡してみると知っているつもりで知らないことばかりというのが実情でした。

哲学は驚きから始まるとは、プラトンアリストテレスの共通した認識ですが、少し、空海とか善通寺の勉強をしてみようと改めておもった次第です。
※指摘されるまでもなく、密教一般の呪術性に対する敬遠感は否定しませんが、広くまとめるならば、制度宗教としての日本仏教自体が呪術ですから、まあ敬遠してもしゃーないという話ですし、活字の学問だけでは見えてこないものもあるのが現実世界ですから、積極的に「理解」していきたいなと思った次第です。それから私の自身の宗教受容は、進行としてはバルト的な受容であり、他宗教への態度は、ユニテリアン的理解。疑似宗教に対してはティリッヒ的理解です。

そんで、隣の護国神社境内にて菊花展をやっているので、そちら足を運ぶと、……その神社の由来を知っているのか知らないのか知らないけど、多分知らないと推察しつつ、まあ、地域の神社のひとつ(付け加えると自分ちの近くの大麻神社延喜式掲載「やしろ」ですけど、護国神社は、「日本の文化」(なにそれおいしいの)という「伝統」とは全く縁のない西洋社会に媚びた国民国家の近代の産物という捏造された「やしろ」な訳ですが、753のお祝いに人が集まってました。

そういう民度の残念感とかいうと「これだから、大卒は」というのが田舎なんですけど、それでもやっぱり残念ですよ。しかし、ネトウヨみたいなのは横に置きつつ、知らないけれどもクラスタのひだにも入っていかないと田舎では暮らしていけないんだなーと思ったりです。

護国神社境内で資料館があることも、この歳になるまで知りませんでしたが……在香川県時代は剣道の奉納試合で訪れる程度だったので……、立ち寄ると、例のごとくのパンフレットの山。これはこれで引き続き対峙の必要が要やなと思ったりです。



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