宗教学

日記:核兵器禁止条約に反対した公明党を、核兵器廃絶運動をする創価学会が支援。理想を憧憬し引き裂かれ悩む会員はどれほどいるのだろうか。

広島市の松井一実市長が「平和宣言」を読み上げた。7月に国連で採択された核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と求めた。続いてあいさつした安倍晋三首相は、条約に言及しなかった。https:/…

日記:佐高信「松本人志と創価学会の親近性」批判

今日発売『週刊金曜日』の特集「松本人志と共謀罪」を読む。『4時ですよーだ』のプロデューサー・田中文夫氏の「前略 松本人志様」が強烈。「誰かが不正アクセスをして『松本人志』を乗っ取った」かのよう、「我らのナイーブな天才『松っちゃん』を返してく…

日記:教育基本法の改悪に始まるこの十余年の珍走は、特定秘密保護法、安保法、そして共謀罪によって完結。これで「自由」で「民主」な「公明」正大な平成「維新」のユートピアが完成ですか

この国はどうなっちゃうんだろう。 pic.twitter.com/EYX4EpQITk— 三浦雅也 (@boogiedaijing) 2017年5月19日法務委員でもないチンピラのような議員の掛け声で共謀罪法案を強行採決。審議の中身の無いまま30時間を浪費しただけ。ほんとに酷い国に堕ちた。— Hid…

日記:「権力者に対する風刺ができない世の中は危険」という風刺画かどうかのアンケートが、公明党大阪市議辻よしたか氏(@ytsuji2001)の手にかかると「日本には言論の自由があり、決して危険ではない」という結論に歪曲される訳。いつもの手口ですが、古代ギリシャのソフィストもビックリ

特集ワイドは吉田照美さんの風刺画です。シンゴジラのパロディで安倍首相の「晋ゴジラ」。炎上にもブレません「強い者、権力者を風刺できない世の中はすごく危険」「今の日本人は人と違うことを言って目立つことへの恐れみたいな感情を持ち過ぎです」https:/…

日記:議論の土台崩しという巨悪に共謀しとる前科モノだけに何でもありですな(゚∀゚)

人類の歴史とは、特定の人だけが「生きるに値する価値」があると考える発想との戦いの歴史。すべての人が「生きるに値する価値」があると考えた方が、より一人一人の人間が幸せに生きることができるからだ。それを社会の土台・共通認識にしていこうというの…

日記:暴走する権力をヨイショ・アシストするためにはデマでも捏造でもなんでもございの公明党の辻よしたかチホウギイン

辛淑玉さんのメンションツリー、本当にすさまじい。たくさんのネトウヨをブロックしているがすべて見れないほどの量。いつもこんな量のヘイトスピーチを浴びているのか。 https://t.co/nSw7zorZau— Tomica 阿部悠 (@Tomicajpn) 2017年2月5日「意見が違うこと…

日記:差別との戦いの闘士である辛淑玉さんへの個人攻撃を集中する公明党大阪市議会議員辻よしたか氏

沖縄タイムズには、校正担当者がいないのだろうか? #ニュース女子の報道は、正確だったわけで、名誉棄損ならば、お年寄りに対してそういう了見で活動している団体を訴えるべき。#のりこえねっと #辛淑玉@mbs_hodo pic.twitter.com/KHgwmAHylw— 辻よしたか (…

日記:何から超越しなければならないかって言えば、結局は「この世のものにすぎない」ことを「絶対化」してはならないというシンプルな話

帰宅したらNHKのファミリーヒストリーで女優の大竹しのぶさんの回が放映されていて見ていた。祖母の幸徳秋水や内村鑑三との親交や、祖父が吉川一水であったことにびっくりした。無教会諸派の研究もきちんとしないとねと襟を正した次第。https://t.co/yQqVywH…

覚え書:「インタビュー 創価学会はどこへ 創価学会会長・原田稔さん」、『朝日新聞』2016年09月22日(木)付。

- インタビュー 創価学会はどこへ 創価学会会長・原田稔さん 2016年9月22日 「東京大空襲で焼け出されました。戦争の悲惨さは忘れません」=早坂元興撮影 理想を掲げる宗教。現実の世界を動かす政治。創価学会=キーワード=はその二つの領域に関わる。巨大…

日記:「豚に真珠」は今では立派な「日本語」のことわざです。しかしこれは、聖書に由来する言葉。即ち、聖書が日本に再渡来する以前には、日本にはなかった言葉です

ヨハネ言ふ『師よ、我らに從はぬ者の、御名によりて惡鬼を逐ひ出すを見しが、我らに從はぬ故に、之を止めたり』 イエス言ひたまふ『止むな、我が名のために能力ある業をおこなひ、俄に我を譏り得る者なし。 我らに逆はぬ者は、我らに附く者なり。 キリストの…

日記:香川県善通寺市「空海まつり」から護国神社境内での「菊花展」へ至る道程での雑感

昨日は、日中、総本山善通寺で行われていた「空海まつり」をちら見してきました。空海まつりといっても、宗教的なソレではなく、テキ屋の並ぶカラオケ大会云々という地域の季節の「催し」というていでした。かつて空海の生誕地・善通寺に18年に住んでいて…

日記:今、必要とされる「グローバルな市民社会と市民宗教の可能性」

- たとえ国家レベルでも、連帯は脆弱であり、人間は恐怖から敵とされた者に対して負の連帯をするほうが容易である。たしかに世俗的な哲学には、そのことを扱う方法がある。しかし私が論じてきたように、真に地球的規模での連帯の感覚を強化して一般化する能…

日記:「愛国」だの「自分の国は最高だ」だのというのが日蓮仏法−創価学会の信仰の真髄とはこれいかに。

しかるに極少数の左翼思想にかぶれちゃった創価学会員の落ちこぼれ、あるいは元学会員を名乗っている共産党シンパとかを見て「創価学会ってああいう奴らなんだ!」と思わないで欲しいんだよね。結論を言うと我々はプロパガンダの要素を多分に含む「慰安婦=…

日記:「役に立っている」という発想

いま、本当に考えておかないといけないことは、「役に立っている」という発想ではないかと思う。「役にたっている」には「社会」が冠されますが、この国では「政府」に収斂していく。例えば、あらゆる宗教は、特に「政府」に対して「お騒がせ」として必ず出…

吉野作造研究:吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念「日本国憲法の誕生と吉野作造」

催しのご案内吉野作造記念館2015年度前期企画展 戦後70周年記念 日本国憲法の誕生と吉野作造期間:2015年6月7日(日)〜8月2日(日) 会場:吉野作造記念館 企画展示室 大正デモクラシーの指導者・吉野作造の最後の弟子は、憲法学者・鈴木安蔵…

日記:そもそもムスリムの女性のスカーフやヴェールが、「イスラームという宗教のシンボル」であるか

- フランスもまた、9.11以降の反イスラーム感情をレイシズムとは把握できない国のひとつである。この国では1990年代の初めから、ムスリムの市民が「イスラーム性」を公的空間で示すことに大きな苛立ちがあった。具体的には、公立の中学校やリセに、…

覚え書:「インタビュー:臨床宗教師という仕事 僧侶・臨床宗教師、金田諦應さん」、『朝日新聞』2015年04月22日(水)付。

−−「【意見広告】『国会活動』を行う【正統性の無い議員】は、憲法改正を発議する正統性が無い。」、『朝日新聞』2015年04月21日(火)付。 - インタビュー:臨床宗教師という仕事 僧侶・臨床宗教師、金田諦應さん 2015年04月22日(写真キャプション)趣味の…

覚え書:「こちら特報部 『江戸しぐさ』史料の裏付けなし 伝統を隠れみの 『科学軽視危うい』」、『東京新聞』2015年04月06日(月)付。

- こちら特報部 『江戸しぐさ』 史料の裏付けなし 国や自治体がもてはやす 道徳の教材で学ばせる(写真キャプション)江戸しぐさを紹介する張り紙=東京都内の小学校で 「江戸しぐさ」なるものが、小学校の道徳教育や自治体の市民講座でもてはやされている。…

日記:「キリスト教の人ですか?」「創価学会の人ですか?」ただの普通の人です。

- 「福祉事務所まで行くお金がないのだったら、私がお金を貸してあげましょう」 気持ちをもう少し引き出すために具体的な提案をしてみました。電車賃は一六〇円です。 貰うのがいやなら貸してあげることにすれば気持ちの負担は少ないでしょう。この具体的な…

覚え書:「今週の本棚:昨日読んだ文庫 中村元『原始仏典を読む』岩波現代文庫=植木雅俊」、『毎日新聞』2015年04月05日(日)付。

- 今週の本棚 昨日読んだ文庫 植木雅俊 本来の仏教について知りたい人に薦めたいのに長年、絶版状態だった中村元著『原始仏典を読む』(岩波現代文庫)が昨年九月復刊され、改めて名著の思いを新たにした。 大学時代、極度の自己嫌悪に陥っていた時、中村訳…

覚え書:「特集ワイド:続報真相 戦意発揚スローガン『八紘一宇』国会発言 問題視されない怖さ」、『毎日新聞』2015年03月27日(金)付夕刊。

- 特集ワイド:続報真相 戦意発揚スローガン「八紘一宇」国会発言 問題視されない怖さ 毎日新聞 2015年03月27日 東京夕刊 16日の参院予算委員会で、自民党の三原じゅん子議員が戦争遂行のスローガンに使われた言葉「八紘一宇(はっこういちう)」を肯定的に…

日記:日蓮仏教系は八紘一宇国会発言に関して真摯に批判すべき

八紘一宇に関しては、日蓮仏教の人間は真摯に批判すべきだと思います。ご存じの通り八紘一宇の造語は田中智学に由来します。侵略戦争のスローガンとして実際に機能し、問題のある用語です。三原じゅん子代議士は、その経緯は「知っている」としながらも、も…

書評:将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書、2014年。

将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書,読了。『中央公論』掲載の「国家の理想」が反戦的とされ辞任に追い込まれた矢内原忠雄事件は戦前日本を代表する政治弾圧の一つだ。本書は歴史を複眼的に見る「マイクロヒストリー」の手法から、言論抑圧事…

拙文:「読書:井上順孝編『21世紀の宗教研究』平凡社 刺激に富む先端科学との邂逅」、『聖教新聞』2014年11月22日(土)付。

- 読書 21世紀の宗教研究 井上順孝編 刺激に富む先端科学との邂逅 「科学的」という評価が合理的な価値あるものと見なされる現代。その対極に位置するのが宗教だ。宗教を迷信と捉えず、「宗教とは何か」を科学的に探究するのが宗教学の出発だったが、学の…

覚え書:「教員採用:性的指向や宗教質問 心理テスト、4自治体使用」、『毎日新聞』2014年11月16日(日)付。

- 教員採用:性的指向や宗教質問 心理テスト、4自治体使用 毎日新聞 2014年11月16日 2013年に行われた教員採用試験の適性検査を巡り、山梨県や山形県など少なくとも4自治体の教育委員会が、性的指向や宗教についての質問を含む心理テストを使用していた…

書評:スティーヴン・プロセロ(堀内一史訳)『宗教リテラシー:アメリカを理解する上で知っておきたい宗教的教養』麗澤大学出版会、2014年。

スティーヴン・プロセロ(堀内一史訳)『宗教リテラシー:アメリカを理解する上で知っておきたい宗教的教養』麗澤大学出版会、読了。アメリカ人は信心深い割には宗教に関して無知であり、基本的な知識に疎いうという。本書の副題「アメリカを理解する上で知…

日記:言葉を軽んじたり翫ぶ人間は人間そのものをも軽んじたり翫んだりしますよ。

「サンデー毎日」今週号は、スクープ「ヘイトスピーチ神社の過激暴言」を掲載しました。国際社会からも注視される日本のヘイトスピーチ(憎悪表現)問題。本誌は、世界遺産に登録されている神社の宮司さんが、ブログでたびたび過激発言をしていたことをキャ…

日記:「キリスト者である前に日本人である」云々式の精神論の問題

日本的精神風土に対峙してきたのが、(実際のところ、メインストリームではない・涙)「自律」したキリスト者たちの血涙の系譜になるから、その超越的な警世批判には、いつも憧憬する。それは、内村鑑三しかり、南原繁しかり、矢内原忠雄しかり、柏木義円し…

覚え書:「『昭和天皇実録』を読み解く 専門家の目:下 欧州外遊、キリスト教に興味」、『朝日新聞』2014年10月28日(火)付。

―――-「昭和天皇実録」を読み解く 専門家の目:下 欧州外遊、キリスト教に興味 2014年10月28日 ■始祖は天照大神、自ら宮中祭祀 伊勢神宮の祭神でもある天照大神(あまてらすおおみかみ)を始祖とし、自らも宮中祭祀(さいし)を行ってきた天皇。その天皇が神…

日記:世界遺産がジェノサイドを肯定する21世紀

「奈良県の世界遺産である吉水神社の宮司が神社のブログ上で、アメリカのテレビ番組で放送された「中国人を皆殺しにしよう」との発言を支持する主張をしていたことがわかった。番組はアメリカ国内で問題視されていた。世界遺産がジェノサイドを肯定するのは…