2013-03-18から1日間の記事一覧

覚え書:「書評:『ヒップホップの詩人たち』 都築響一著 評・開沼 博」、『読売新聞』2013年03月03日(日)付。

- 『ヒップホップの詩人たち』 都築響一著評・開沼 博(社会学者・福島大特任研究員) 持たざるものの武器 本書が追いかけるのは15人の「日本産ヒップホップ・ラッパー」たちの半生とそこで生まれ少なからぬ支持を得る作品の数々だ。 幼い日の親の離婚、学…

覚え書:「書評:『アメリカ、ヘテロトピア 自然法と公共性』 宇野邦一著 評・宇野重規」、『毎日新聞』2013年03月03日(日)付。

- 『アメリカ、ヘテロトピア 自然法と公共性』 宇野邦一著評・宇野重規(政治学者・東京大教授) 根底にある混沌と葛藤 私たちは、本当にアメリカのことを知っているのだろうか。 なるほど、アメリカを語る言葉は無数にあり、一つひとつの説明はそれなりにも…

吾々は総ての人類を神の子として総ての人間に一個の神性を認め、固く基督に結んで居る。之れ程確実な人格主義の信念がまたと世にあらうか。

- (4)最後に−−人格主義の高調 同志社の日野真澄は「民本主義と基督教」のなかで、「基督教は民本主義の思想や政治の行はるゝ処に最も発達すべき性質を帯びて居る」と両者の深い関係を指摘して、民本主義の特徴とする次の三点は基督教の精神であると述べて…