2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

覚え書:「社説 権力の病弊 「共謀罪」市民が監視を」、『朝日新聞』2017年06月16日(金)付。

- 社説 権力の病弊 「共謀罪」市民が監視を 2017年6月16日 「共謀罪」法が成立した。 委員会での審議・採決を飛ばして本会議でいきなり決着させるという、国会の歴史に重大な汚点を残しての制定である。 捜査や刑事裁判にかかわる法案はしばしば深刻な対立を…

覚え書:「里山という物語―環境人文学の対話 [編]結城正美・黒田智 [評者]佐伯一麦 (作家)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- 里山という物語―環境人文学の対話 [編]結城正美・黒田智 [評者]佐伯一麦 (作家) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 今ではふつうに使われている「里山」という語の歴史は実は新しく、バブル崩壊後に盛んに喧伝(けんでん)さ…

覚え書:「平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで [編]吉田裕・瀬畑源・河西秀哉/生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ [編]堀内哲 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- 平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで [編]吉田裕・瀬畑源・河西秀哉/生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ [編]堀内哲 [評者]原武史(放送大学教授・政治思想史) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]政治 社会 ■「おことば」契機、違う角度から 退位…

覚え書:「ウォークス―歩くことの精神史 [著]レベッカ・ソルニット [評者]円城塔  (作家)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- ウォークス―歩くことの精神史 [著]レベッカ・ソルニット [評者]円城塔 (作家) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]人文 ■一歩進めば、わかることがある この本を読んでいる間、ふだん乗るバスをやめて徒歩にしてみた。ほんの二十分ほどの道にすぎない。 歩…

覚え書:「【社説】『共謀罪』法が成立 『私』への侵入を恐れる」、『東京新聞』2017年06月16日(金)付。

- 【社説】「共謀罪」法が成立 「私」への侵入を恐れる 2017年6月16日 「共謀罪」が与党の数の力で成立した。日本の刑事法の原則が覆る。まるで人の心の中を取り締まるようだ。「私」の領域への「公」の侵入を恐れる。 心の中で犯罪を考える−。これは倫理的…

覚え書:「特集ワイド 国連の辛口採点 日本に何が−」『毎日新聞』2017年06月12日(月)付夕刊。

- 特集ワイド国連の辛口採点 日本に何が−毎日新聞2017年6月12日 「国連VS日本」の様相を呈している。国連人権理事会に任命され、各国の人権状況を調べる特別報告者が立て続けに、報道の自由とプライバシー権をめぐる日本の現状に「レッドカード」を突きつ…

覚え書:「ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- ISOTYPE〔アイソタイプ〕 [著]オットー・ノイラート [評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 著者のオットー・ノイラートは哲学者で、二〇世紀前半に哲学と科…

覚え書:「バイトやめる学校 [著]山下陽光 [評者]宮田珠己(エッセイスト)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- バイトやめる学校 [著]山下陽光 [評者]宮田珠己(エッセイスト) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]人文 社会 ■働き方を疑う、誠意ある指南書 「景気がめちゃくちゃ悪くて、世の中で起きることの、ほぼすべて悪い方向に向かっている。そんななかで好きなこ…

覚え書:「ゲイリー・バートン自伝 [著]ゲイリー・バートン [評者]椹木野衣 (美術評論家)」、『朝日新聞』2017年09月03日(日)付。

- ゲイリー・バートン自伝 [著]ゲイリー・バートン [評者]椹木野衣 (美術評論家) [掲載]2017年09月03日 [ジャンル]ノンフィクション・評伝 ■涙ぐましきヴィブラフォン愛 ヴィブラフォンをご存知(ぞんじ)だろうか。鍵盤のように並んだ金属製の音板を叩(…

日記:「国賊」「非国民」と罵声を浴びせられた牧口常三郎や戸田城聖を永遠の師匠と仰ぎ見る人たちが、国賊や非国民と罵る側にいるとはものすごい地獄絵図ですよ(°▽°)

公明党は、安全保障政策で自民党と一致していると?そういう政党が「平和の党」を自称する資格がありますかね。 https://t.co/YWtQZz00jp— デミアン (@boku_demian) 2017年10月17日公明党と自民党って、政策がそんなに共通していましたっけ?RT @higakubo: …

覚え書:「社説 大田さん逝く 「沖縄と日本」問い続け」、『朝日新聞』2017年06月14日(水)付。

- 社説 大田さん逝く 「沖縄と日本」問い続け 2017年6月14日 沖縄県の知事だった大田昌秀さんが亡くなった。 多くの人の記憶に残るのは、95年の光景だろう。米兵による少女暴行事件に抗議する県民総決起大会。集まった約8万5千人の映像に目を奪われ、本…

覚え書:「書評:「天皇機関説」事件 山崎雅弘 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 「天皇機関説」事件 山崎雅弘 著 2017年9月3日 ◆国家意識の明確化を狙う [評者]三上治=評論家 一九三五年(昭和十年)に起きたのが天皇機関説事件である。この事件は国体明徴運動とともに、日本が戦争に突き進む大きな契機をなした事件として人々に記憶…

覚え書:「書評:小指が燃える 青来有一 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 小指が燃える 青来有一 著 2017年9月3日 ◆原爆を書く意味問う [評者]陣野俊史=文芸評論家 今年二月、被爆者として長い間長崎の原爆を小説に書いた林京子さんが亡くなった。著者の青来有一は戦後、長崎に生まれ育ち小説家になった。現在は長崎の原爆資料…

覚え書:「書評:南風(みなみ)吹く 森谷明子 著」、『東京新聞』2017年09月03日(日)付。

- 南風(みなみ)吹く 森谷明子 著 2017年9月3日 ◆俳句に目覚める青春 [評者]黒岩徳将=俳人 毎年八月、松山市で開かれる「俳句甲子園」は、地区予選を勝ち上がった高校が五人一組のチームで俳句を競い合う。今年で二十回を数え、私が出場した十年前に比べ…

覚え書:「声 『共謀罪』再び日本孤立の道か 作家 赤川次郎(東京都 69)」、『朝日新聞』2017年06月15日(木)付。

- 声 「共謀罪」再び日本孤立の道か 作家 赤川次郎(東京都 69) 2017年06月15日 日本にも多くのファンを持つウィーン・フィルハーモニー管弦楽団だが、ナチスの次代、ユダヤ系の楽団員を追放し、中には強制収容所で殺された団員もいた。この「負の歴史」が…

覚え書:「耕論 PKO四半世紀 明石康さん、谷山博史さん、辻元清美さん」、『朝日新聞』2017年06月15日(木)付。

- 耕論 PKO四半世紀 明石康さん、谷山博史さん、辻元清美さん 2017年6月15日 国連平和維持活動(PKO)への参加に道を開いた国際平和協力法が成立して、25年がたった。日本はどんな貢献をしてきたのか。国際支援に向けた社会の意識はどう変わったのか…

覚え書:「コミック 血の轍(1) [作]押見修造」、『朝日新聞』2017年10月01日(日)付。

- コミック 血の轍(1) [作]押見修造コミック 血の轍(1) [作]押見修造 2017年10月01日 ■偽りの安定? 毒親の不穏な空気 底にガスでも溜(た)まっているのか、穏やかな池の水面に不気味な泡がわき、弾けては消えてゆく……本作を読んでいて、偽りの安…

覚え書:「コミック 僕はまだ野球を知らない(1) [作]西餅」、『朝日新聞』2017年09月17日(日)付。

- コミック 僕はまだ野球を知らない(1) [作]西餅コミック 僕はまだ野球を知らない(1) [作]西餅 2017年09月17日 ■データオタクが弱小チームの監督に 大の野球好きだけど運動オンチな物理教師が弱小野球部の監督に。セイバーメトリクス(統計学的分…

覚え書:「コミック タイニードライブ(1) [作]大石まさる」、『朝日新聞』2017年09月10日(日)付。

- コミック タイニードライブ(1) [作]大石まさるコミック タイニードライブ(1) [作]大石まさる 2017年09月10日 ■姉妹の日常、スカッと爽快に スピーディーな切れ味の4コマ風ギャグ作品。スカッと爽快感がありながら、作り込みがとんでもなく細か…

日記:公明党の支持者は、本当に自民党の歯止め役を担っていると思い込まされているようだ

NHK討論。公明党、北側…この人嘘つきだよ。pic.twitter.com/7Gb8xxNl6z— satoto_m (@satoto_m) 2015年9月13日問題はその後、修正も撤回も謝罪もなし。SNSでも反省の言はない。党内で処分されたという話も聞かない。嘘の常習犯。https://t.co/zgoxkT5CCw— た…

覚え書:「耕論 公平さって何だ 山田健太さん、小口日出彦さん、中瀬ゆかりさん」、『朝日新聞』2017年06月14日(水)付。

- 耕論 公平さって何だ 山田健太さん、小口日出彦さん、中瀬ゆかりさん 2017年6月14日 公平って、いったい何だろう。テレビの選挙報道で「公平さ」がよく議論されているけれど、そもそも世の中は不公平にできている気もする。「公平さ」は幻想なのか? ■あし…

覚え書:「ビジネス LIFE DESIGN―スタンフォード式最高の人生設計 [著]ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス」、『朝日新聞』2017年10月01日(日)付。

- ビジネス LIFE DESIGN―スタンフォード式最高の人生設計 [著]ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンスビジネス LIFE DESIGN―スタンフォード式最高の人生設計 [著]ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス 2017年10月01日 ■大学の人気講…

覚え書:「ビジネス AMETORA―日本がアメリカンスタイルを救った物語 [著]デーヴィッド・マークス」、『朝日新聞』2017年09月17日(日)付。

- ビジネス AMETORA―日本がアメリカンスタイルを救った物語 [著]デーヴィッド・マークスビジネス AMETORA―日本がアメリカンスタイルを救った物語 [著]デーヴィッド・マークス 2017年09月17日 ■ファッションからみる一級の戦後史 日本で男…

覚え書:「著者に会いたい 松本圭二セレクション―さらばボヘミヤン 松本圭二さん」、『朝日新聞』2017年10月01日(日)付。

- 著者に会いたい 松本圭二セレクション―さらばボヘミヤン 松本圭二さん著者に会いたい 松本圭二セレクション―さらばボヘミヤン 松本圭二さん 2017年10月01日松本圭二さん■身を切って生まれる、哀切な詩情 「ずっと地下活動」。過去をこう振り返る。3冊の詩…

覚え書:「天声人語 大田昌秀さん死去」、『朝日新聞』2017年06月13日(火)付。

- 天声人語 大田昌秀さん死去 2017年6月13日 沖縄戦が始まった1945年3月、地元の学徒たちが急きょ集められ組織されたのが、鉄血勤皇隊である。きのう92歳で亡くなった大田昌秀さんもその一人だった。伝令の任務を帯びて移動している最中に、米軍機に…

覚え書:「フロントランナー 映画監督・河瀬直美さん 喝采は栄冠への序曲」、『朝日新聞』2017年06月10日(土)付土曜版Be。

- フロントランナー 映画監督・河瀬直美さん 喝采は栄冠への序曲 2017年6月10日 世界のジャーナリストの前に登場。公式会見では、70回を迎えたカンヌ国際映画祭に祝辞を述べ、「どうぞこれからも仲間に入れておいて下さい」=フランス・カンヌ カンヌに愛…

覚え書:「牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化 [著]京樂真帆子 [評者]宮田珠己(エッセイスト)」、『朝日新聞』2017年08月27日(日)付。

- 牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化 [著]京樂真帆子 [評者]宮田珠己(エッセイスト) [掲載]2017年08月27日 [ジャンル]歴史 牛車は、平安貴族の乗り物である。ぎっしゃと読む。 なぜ牛だったのか。 乗るなら馬車のほうが速いのでは?と思ってしまうが、…

覚え書:「海賊の世界史 [著]桃井治郎 [評者]市田隆(本社編集委員)」、『朝日新聞』2017年08月27日(日)付。

- 海賊の世界史 [著]桃井治郎 [評者]市田隆(本社編集委員) [掲載]2017年08月27日 [ジャンル]歴史 船や町を襲撃して略奪する海賊は、現代では許されない犯罪者集団だろう。だが、本書は、富を奪い合う国家間の戦争が絶えなかった歴史の中で海賊が多様な顔を…

覚え書:「飯場へ―暮らしと仕事を記録する [著]渡辺拓也 [評者]佐伯一麦 (作家)」、『朝日新聞』2017年08月27日(日)付。

- 飯場へ―暮らしと仕事を記録する [著]渡辺拓也 [評者]佐伯一麦 (作家) [掲載]2017年08月27日 [ジャンル]社会 ■体験ルポと考察の“私民族誌” 本書を手にして、ラチェットレンチ、水準器、安全帯、ヘルメット、ユンボ、ワイヤカッター、コンクリートブレーカ…

日記:シリーズ「あんときのデジカメ」 Canon IXY DIGITAL L2 2004年 「さあ、写真を撮るぞ」という気負いとは無縁で、シャカシャカと撮影できる楽しいカメラ

■ 「積極的には欲しい」と思った2代目 今回取り上げる Canon IXY DIGITAL L2 も、これまで取り上げてきたCASIO Exilim EX-S2、Panasonic DMC-LX2に続く「初代を使い、ニ代目を使わなかった」シリーズ。別にシリーズ化する意図はありませんが(苦笑、EX-S2、…