トインビー「一歴史家の宗教観」 宗教間対話基礎論
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今日われわれをとりまいている世界においては、異なった現存宗教の帰依者は相手の宗教的遺産を容認し、尊重し、敬意を表するだけの用意を、従来にもましてもたねばならない。
−−トインビー(深瀬基寛訳)「一歴史家の宗教観」、『トインビー著作集4』社会思想社、1967年。
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文化や文明の基盤には必ず宗教が存在する。ゆえに宗教間の対話こそ相互理解の原動力となるはず。
ではその出発点をどこにおく必要があるのか。
トインビー(Arnold Joseph Toynbee,1889−1975)の言葉に一つのヒントが存在すると思われます。
尊重し合う態度があれば、競争する性質というものも、当然、良い形で克服できるはずなのですが……。