宗教間対話基礎論
明日あたりしれっとツイート削除しそうなので、記念にスクショ取っておく。 pic.twitter.com/LTjYGQdxmR— Hiroyuki Toda (@mai7star) 2017年5月19日辻よしたかのトンデモ発言、あまりにアレなので魚拓っておいた。https://t.co/9QMZvt9633— 馬。 (@ishtarist)…
- インタビュー 創価学会はどこへ 創価学会会長・原田稔さん 2016年9月22日 「東京大空襲で焼け出されました。戦争の悲惨さは忘れません」=早坂元興撮影 理想を掲げる宗教。現実の世界を動かす政治。創価学会=キーワード=はその二つの領域に関わる。巨大…
ヨハネ言ふ『師よ、我らに從はぬ者の、御名によりて惡鬼を逐ひ出すを見しが、我らに從はぬ故に、之を止めたり』 イエス言ひたまふ『止むな、我が名のために能力ある業をおこなひ、俄に我を譏り得る者なし。 我らに逆はぬ者は、我らに附く者なり。 キリストの…
- たとえ国家レベルでも、連帯は脆弱であり、人間は恐怖から敵とされた者に対して負の連帯をするほうが容易である。たしかに世俗的な哲学には、そのことを扱う方法がある。しかし私が論じてきたように、真に地球的規模での連帯の感覚を強化して一般化する能…
- 読書ヨーロッパとはどこか 中嶋洋平 著統合の理想と現実を綴る ユーラシア大陸の西端の狭い一角に、数多くの主権国家がひしめくヨーロッパ−−複雑な国境線を超えた一つのまとまりとして理解されている。なぜなら、現代世界を規定する理念と仕組みの全ては国…
- フランスもまた、9.11以降の反イスラーム感情をレイシズムとは把握できない国のひとつである。この国では1990年代の初めから、ムスリムの市民が「イスラーム性」を公的空間で示すことに大きな苛立ちがあった。具体的には、公立の中学校やリセに、…
- 今週の本棚 昨日読んだ文庫 植木雅俊 本来の仏教について知りたい人に薦めたいのに長年、絶版状態だった中村元著『原始仏典を読む』(岩波現代文庫)が昨年九月復刊され、改めて名著の思いを新たにした。 大学時代、極度の自己嫌悪に陥っていた時、中村訳…
- SPORTS×LIFE:国家主義と人種差別 横断幕問題1年 浦和、意識向上励む 毎日新聞 2015年03月31日 東京朝刊(写真キャプション)浦和レッズの試合前、差別撲滅宣言の署名をするサポーター スポーツを取り巻くさまざまな話題を取り上げる特集「SP…
- 読書 希望の思想 プラグマティズム入門 大賀祐樹 著連帯と共生への可能性を開く 現代思想の諸潮流の中でプラグマティズムほど不当な扱いを受けたものはない。実用主義の訳語は早計すぎて“浅い”という印象をあたえる。著者はパース、ジェイムズ、デューイと…
八紘一宇に関しては、日蓮仏教の人間は真摯に批判すべきだと思います。ご存じの通り八紘一宇の造語は田中智学に由来します。侵略戦争のスローガンとして実際に機能し、問題のある用語です。三原じゅん子代議士は、その経緯は「知っている」としながらも、も…
将基面貴巳『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書,読了。『中央公論』掲載の「国家の理想」が反戦的とされ辞任に追い込まれた矢内原忠雄事件は戦前日本を代表する政治弾圧の一つだ。本書は歴史を複眼的に見る「マイクロヒストリー」の手法から、言論抑圧事…
- マララさんのノーベル平和賞受賞演説<要旨> 2014年12月11日 (写真キャプション)ノルウェー・オスロで10日、ノーベル平和賞のメダルを掲げるマララ・ユスフザイさん=AP 今年のノーベル平和賞に選ばれたパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)…
- 読書 21世紀の宗教研究 井上順孝編 刺激に富む先端科学との邂逅 「科学的」という評価が合理的な価値あるものと見なされる現代。その対極に位置するのが宗教だ。宗教を迷信と捉えず、「宗教とは何か」を科学的に探究するのが宗教学の出発だったが、学の…
- 教員採用:性的指向や宗教質問 心理テスト、4自治体使用 毎日新聞 2014年11月16日 2013年に行われた教員採用試験の適性検査を巡り、山梨県や山形県など少なくとも4自治体の教育委員会が、性的指向や宗教についての質問を含む心理テストを使用していた…
スティーヴン・プロセロ(堀内一史訳)『宗教リテラシー:アメリカを理解する上で知っておきたい宗教的教養』麗澤大学出版会、読了。アメリカ人は信心深い割には宗教に関して無知であり、基本的な知識に疎いうという。本書の副題「アメリカを理解する上で知…
「サンデー毎日」今週号は、スクープ「ヘイトスピーチ神社の過激暴言」を掲載しました。国際社会からも注視される日本のヘイトスピーチ(憎悪表現)問題。本誌は、世界遺産に登録されている神社の宮司さんが、ブログでたびたび過激発言をしていたことをキャ…
日本的精神風土に対峙してきたのが、(実際のところ、メインストリームではない・涙)「自律」したキリスト者たちの血涙の系譜になるから、その超越的な警世批判には、いつも憧憬する。それは、内村鑑三しかり、南原繁しかり、矢内原忠雄しかり、柏木義円し…
よく思うのだけど、どこまで白人に対する愛憎まみれた卑屈さを持ち、その鬱憤を返す刀の如き形で、アジア蔑視へと注ぎ込む。人間は相互に平等ではなかったのか(今更だけど。卑屈と蔑視であたかも中庸に位置する如き錯覚として自己を序列化する発想は卒業し…
樋口直人『日本型排外主義 在特会・外国人参政権・東アジア地政学』名古屋大学出版会、読了。果たしてフラストレーションやルサンチマンといった社会不安だけが日本の排外主義の動機となっているのか。本書は先行研究を踏まえ、著者自身の聞き取り調査も加え…
- わたしは、民主主義を、じっさいには平等でも自由でもない諸個人が、それでも平等に扱われることを求めたさいに、一つひとつ制度を精査し、批判的に現状を捉え、改革していく政治システムだと考えている。その意味において、軍事的性奴隷制という人道に対…
- 物語、「他者に成る」力与えてくれる アンデルセン賞・上橋さん、式典で語る (写真キャプション)授賞式であいさつする作家の上橋菜穂子さん=メキシコ市 「児童文学のノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞の授賞式が10日、メキシコ市であり、同賞…
日本仏教の現状に私は懐疑的であるし、大戦下において一部の密教僧侶のルーズベルト呪詛などというソレは確かに噴飯ものだけど、インドで誕生し、中国・朝鮮半島を経て日本へ伝来した三国仏教史としての日本的展開(文化内開花)を考えるならば、その直因は…
宮崎賢太郎『カクレキリシタンの実像 日本人のキリスト教理解と受容』吉川弘文館、読了。第一人者の著者は30年近くに渡る聞き取り調査に基づき、「カクレキリシタン」とは隠れたキリスト者ではなく日本化した土着信仰としてその受容を考察する一冊。 「『…
竹田研究財団が『古事記』編纂1300年を記念して「全国のホテルに古事記を置こう!」プロジェクトを立ち上げたそうですが、少しだけコメンタリーを残しておこうと思います。同webによると概要は次の通り。 - 一般財団法人竹田研究財団 『古事記』編纂1300年記…
(twのまとめですが……)先週の続きで、今日も文学について少々お話をしました。『カラマーゾフの兄弟』における「人類」の議論から、社会実践としてのスピヴァクの可能性へ示唆を飛ばし、世界文学を読むケーススタディとしてゲーテを参照しました。我ながら…
マーク・ユルゲンスマイヤー『グローバル時代の宗教とテロリズム いま、なぜ神の名で人の命が奪われるのか』明石書店、読了。宗教は本来、暴力に終止符を打ち、平和と秩序をもたらすものだが、「平和」を実現するために戦っているのが宗教の歴史。本書は、宗…
- ここに、フランスの思想家、エルネスト・ルナンの有名な文章がある。 「国民とは、したがって、人々が過去においてなし、今後もなおなす用意のある犠牲の感情によって構成された大いなる連帯心なのです。それは過去を前提はします。だがそれは、一つの確か…
- 今週の本棚・本と人:『パレスチナ問題とキリスト教』 著者・村山盛忠さん (ぷねうま舎・1995円) ◇身に刺さったトゲに向き合って−−村山盛忠(むらやま・もりただ)さん 昨年11月に国連のオブザーバー国家となったパレスチナ、反発するイスラエル−−…
- 幼いころ両親を亡くし親戚の家で育った夫と結婚したチャビーラおばさんは、舅や姑との関係に苦労しなかった代わりに、夫が親から受け継ぐ農地も住む家もなかった。マクドゥミアを家に建てるだけの小さな土地を買い、ボンベイで働く夫の帰りを待ちながら、…
相互の違いを踏まえた上で合意形成を目指す気などさらさらない…これが現在の言語空間の支配的体質ではないだろうか。相手を屈服させる為だけに捻出される無数の言葉はまるで「呪詛」のようである。本書は雑誌連載のエッセイを纏めた一冊だが、「呪い」を切り…