覚え書:「橋下・大阪市長 一転 文楽鑑賞 『台本が古すぎる』」、『毎日新聞』2012年7月27日(金)付。
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文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(大阪市中央区)で近松門左衛門原作の「曽根崎心中」を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。
橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評した。この日は「もう一度古典を見たい」という市長の意向で鑑賞した。
市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないと表明、非公開での面談を求める協会側とすれ違いが続いていた。この日は、観賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。【津久井達】
−−「橋下・大阪市長 一転 文楽鑑賞 『台本が古すぎる』」、『毎日新聞』2012年7月27日(金)付。
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