2012-04-26から1日間の記事一覧

書評:アマルティア・セン(大門毅・東郷えりか訳)『アイデンティティと暴力−−運命は幻想である』勁草書房、2011年。

「人間のアイデンティティを『単眼的』に矮小化することは甚大な影響を及ぼす」アマルティア・セン(大門毅・東郷えりか訳)『アイデンティティと暴力−−運命は幻想である』勁草書房、2011年。 アマルティア・センの関心は一人ひとりの個人にある。それが氏の…

新入生へのちょっとしたアドバイス:「何かを教えてくれる」から「自分で問いを探究する」へ

新入生へのちょっとしたアドバイス 大学で授業をしていると「何か教えてくれる」という姿勢で参加される学生さんの姿をよくみかけます。その真剣な姿には、襟をただしたいと思いますし、その求めに全力に応じていかなければならないと私は思います。 しかし…